*31~39号は刊行順を変更しています。
南北アメリカI
荒地、三人の女ほか
<秩序の探求>
T.S.エリオットの長編詩「荒地」。モダニズムの扉は、ここから開けられた。さらに、この新秩序に挑戦するかのように、「ビート派」詩人、A.ギンズバーグやアシュベリーらが、カウンターカルチャーの前衛として登場する。モダンからポストモダンまで、激しい変貌を遂げたアメリカ詩の流れを通観する。
秩序が失われたという危機感がモダニストを生んだ。/飯野友幸(上智大学教授)
T.S.エリオット
モダニズムと伝統と/近藤啓子(日本女子大学教授)
『荒地』と荒地派/新倉俊一(明治学院大学名誉教授)
ガートルード・スタイン
すべての前衛作家の母/渡部桃子(東京都立大学助教授)
エズラ・バウンド
モダニズム詩の仕掛け人/原 成吉(獨協大学教授)
<センター>『ブルックリン橋』/飯野友幸
ウォレス・スティーヴンズ
新しい「虚構」を求めて/長畑明利(名古屋大学助教授)
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ
アメリカ土着の精神/江田孝臣(中央大学教授)
ハーレム・ルネサンス/木島 始(詩人)
ロバート・ローウェル
ボストンの反逆児/富山英俊(明治学院大学教授)
ギンズバーグ、アシュベリー
ポストモダン詩人たちの出現/飯野友幸
文学小事典
男うた女うた38 母の祈り/馬場あき子(歌人)
文学を旅する38 セイラム/亀井俊介(岐阜女子大学教授)
マンガ 超誤訳・世界文学全集38 キャッツ・番外編/高橋春男
世紀末パリの怪物たち34 シャルル・ルコント・ド・リール/鹿島 茂
編集委員
●安 宇 植(桜美林大学国際学部教授)
●池内 紀 (ドイツ文学者)
●池澤夏樹(作家)
●池田 修 (大阪外国語大学教授)
●井波律子(国際日本文化研究センター教授)
●上野洋三(国文学研究資料館教授)
●牛島信明(東京外国語大学教授)
●鹿島 茂 (共立女子大学文芸学部教授)
●樺山紘一(東京大学文学部教授)
●川村 湊(文芸批評家、法政大学第一教養部教授)
●川本三郎(評論家)
●喜志哲雄(京都大学文学部教授)
●沓掛良彦(東京外国語大学教授)
●小森陽一(東京大学教養学部教授)
●佐佐木幸綱(歌人、早稲田大学政経学部教授)
●高山 宏(東京都立大学人文学部教授)
●巽 孝之(慶應義塾大学文学部教授)
●徳田和夫(学習院女子短期大学教授)
●徳永宗雄(京都大学文学部教授)
●沼野充義(東京大学文学部助教授)
●野谷文昭(立教大学大学教育研究部教授)
●三田村雅子(フェリス女学院大学文学部教授)
●宮下志朗(東京大学教養学部教授)
●リービ英雄(作家、法政大学第一教養部教授)
●和田忠彦(神戸市外国語大学教授)