特集は、JR宝塚線脱線事故、愛知万博、小泉自民党圧勝の総選挙のほか、福岡県沖、宮城県沖地震、アメリカ南部を襲った大型ハリケーン災害、パキスタン地震、スマトラ沖大地震のその後など、自然災害の脅威をドキュメント。ほかに、サッカーW杯出場へ一番乗り、紀宮さま結婚、「立てるんです」でお茶の間をわかせた風太くんなど、2005年に話題となったニュースの瞬間を記録した、保存しておきたい写真集。
写真を拡大 JR宝塚線が脱線、107人が犠牲 4月25日◆脱線・転覆したJR宝塚線(福知山線)の1,2両目は、線路脇の9階建てマンションの1階部分に突っ込み、建物に「く」の字に巻きつくように大破した。乗客107人が死亡、約550人が負傷する大惨事となった。撮影=高橋一徳・大阪、本社ヘリから写真を拡大 福岡沖で震度6弱 3月20日◆福岡市の北西約20?の玄界灘を震源とする強い地震があり、同市など広い範囲で震度6を記録した。観光客が詰めかけた福岡県柳川市では、地震発生直後に、観光客らが悲鳴を上げ不安そうに抱き合っていた。撮影=水野義則・西部 | 2004年末、大地震と津波により22万人におよぶ犠牲者を出したインドネシア・スマトラ島周辺を、3月、再びM8.7の地震が襲いました。10月、パキスタン北部でM7.8の地震が起き、8月には、米国南部が超大型のハリケーン「カトリーナ」の直撃を受けました。国内では、福岡市の玄界灘を震源とするM7.0の地震(3月)や宮城県沖を震源とするM7.2の地震(8月)と、世界各地を自然災害が襲い、多くの人たちが大切なものを失い、深刻な被害を受けた2005年でした。また、幼児が巻き込まれた犯罪やJR宝塚線、羽越線の脱線・転覆事故と、車両事故の目立った年でもありました。 ■主な内容 ○ JR宝塚線が脱線、犠牲者107人 ○ 「主役小泉」一人勝ち ○ ハリケーン猛威、100万人避難 ○ 福岡沖、宮城県沖で烈震 ○ 愛・地球博、世界と触れた185日 ○ 紀宮さま、ご結婚 ○ 朝青龍、未到の7連覇 ○ 輝く15歳・浅田真央 ○ スマトラ沖、パキスタンで地震 ○ 読者の新聞写真から ほか |
写真を拡大 宮城県沖で烈震 8月16日◆宮城県沖を震源とする強い地震があり、宮城県南部で震度6弱を記録した。東北新幹線の2本が仙台駅の手前で止まり、2時間後、JRは乗客を線路に降ろし始め、仙台駅まで歩いて誘導した。撮影=久松弘樹・東京、本社ヘリから | 写真を拡大 愛・地球博 6月18日◆21世紀最初の万博となる2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛称=愛・地球博)が3月25日から9月25日までの185日間開かれ、多彩な展示とイベントが繰り広げられた。写真は、世界の道化師約170人が集まったフェスティバル。撮影=中田徹・名古屋 | 写真を拡大 日本、独W杯一番乗り 6月8日◆サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に大手をかけていた日本代表は、タイ・バンコクのパチャラサイ競技場で行われたアジア最終予選B組の北朝鮮に2-0で快勝し、3大会連続の出場を決めた。出場が決まり喜び合う中村(左から2人目)ら日本代表選手たち。撮影=嶋田達也・大阪 |
写真を拡大 朝青龍、前人未到のV 11月26日◆大相撲九州場所(福岡国際センター)14日目、横綱朝青龍が、7場所連続15度目の優勝を果たした。7連覇と年6場所完全制覇は史上初。7連覇を達成し、ガッツポーズの朝青龍。撮影=河合博司・西部 | 写真を拡大 輝く、15歳 11月18日◆フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯がパリで行なわれ、女子ショートプログラムで浅田真央(15)が首位に立ち、19日のフリーでも1位となり初優勝した。撮影=高橋洋・東京 | 写真を拡大 雪化粧に光、白川郷の夜 1月22日◆世界遺産「白川郷」で知られる岐阜県白川村荻町の合掌集落で、恒例のライトアップが始まった。午後5時半、ライトが点灯されると、真っ白な雪をかぶった合掌家屋が闇夜に浮かび上がった。撮影=伊藤恵里奈・名古屋 |
写真を拡大 中秋の名月 9月18日◆中秋の名月。東京・羽田空港では着陸態勢に入った飛行機と満月が幻想的な景観を作り出した。撮影=大野明・東京 | 写真を拡大 パキスタン地震 10月10日◆パキスタン北部を8日に襲った地震は、1カ月過ぎた段階で、死者約8万7000人、家を失った被災者は300万人に上った。被災地に近いガリハビブラハンで多くの学生が生き埋めになった学校の倒壊現場では、市民による捜索が続けられた。撮影=青山芳久・大阪 |