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760円(本体価格)/836円(税込価格)
人口減少に加えてマイナス金利の長期化で収益が悪化、地銀の経営はますます追い込まれている。生き残るためには、他行との経営統合と、それに続く効率化しか道はないが、全国105行の地銀・第二地銀の動きは鈍い。そんな中、約2年前、『地方銀行消滅』(朝日新書)で金融界に衝撃を与えた銀行ウオッチャー、津田倫男氏が、まったく新しい視点で地銀再編に再びメスを入れた。それこそが『地銀・信金 ダブル消滅』(朝日新書)である。  タイトルが示す通り、今回は地銀に加えて「信用金庫」も対象にした。信金は頻繁に合併を繰り返しているが、今後は地域を越えて再編される可能性があり、なおかつ、地域金融機関の一翼として、いよいよ地銀と同列に論じなければならない時期が来たからだ。  今回も、具体的な銀行名付きでの再編予想が満載されている。予想は2段階だ。  まずは従来型で、銀行がある地域を重視したもの。「同一県内」「近隣型」「同一地方型」の三つの視点で北から南までを眺めていく。銀行の合併予想が、その戦略や根拠とともに次々に描かれる。ページを繰るたびに驚きが走る。  もう一つは「新型再編」。津田氏は、金融マンの常識を超えた視点で再編をとらえることでこそ、地域金融機関の正しい「未来予想図」が描けるとする。視点は同じく三つ、すなわち「広域」「国際」「業態超越」だ。もはや地域で固まる必要はなく、メガに続いてアジア進出も十分考えられる。そして、銀行と信金が業態を超えて合併することすら可能性があるとする。有力信金が多い大都市部を中心に、である。まさに奇想天外、驚天動地だ。  その上で、列島全体の「再編チャート図」が示されるのだ。大胆な発想と組み合わせの意外さが、圧倒的迫力で迫ってくる。  見逃せない分析もなされている。地銀の動きが鈍いのは、福岡の「ふくおかFG(フィナンシャル・グループ)」と長崎の十八銀行との経営統合が、公正取引委員会によって阻まれたままであることが大きい(2018年4月27日現在)。再編を進めたい金融庁と公取委が「対立」している格好だが、両者の戦略や考え方の違いが深く論じられているのだ。  まさに、地銀、信金など地域金融機関の関係者はもちろん、地域経済の今後を知りたいすべての人にとって必読である。「5年後」の地域金融の姿が、本書の中にすべて描かれている。
760円(本体価格)/836円(税込価格)
全国の地方銀行が人口減少による経営先細りに苦しみ、一斉に統合・再編に走り始めている。10年後には計105行が28のグループに姿を変えるだろう。「生き残る」地銀は!?  元敏腕バンカーの著者が大胆に予測する。地域別「列島再編チャート」付き。
720円(本体価格)/792円(税込価格)
 TBSドラマ「半沢直樹」の大ヒットで、「銀行」が注目の的に。本当の銀行はどういう組織で、銀行員たちはどういう特徴を持つ人たちなのか。給料は高い? 正直で優秀? 元都銀の敏腕行員だった著者が、銀行の生態を余すところなく描く。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
M&Aの文字が新聞に載らない日がなく、いまや「対岸の火事」ではない企業買収。いったい、どんな会社が危ないのか。欧米のM&Aに精通し、仕掛ける側のコンサルタント会社経営の著者が、日本企業の防衛策の甘さを痛烈に指摘し、いま取り入れるべき方策の数々を徹底指南する。経営者だけでなく、社員や株主ができるM&A対策にも、新たに言及。サッポロビールやブルドックソース、北越製紙など具体例も豊富に紹介し、処方箋を提言する。