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810円(本体価格)/891円(税込価格)
◯世は終活ブームながら、老活こそ生命線。 60歳で白血病を経験した73歳の現役医師によるだれ一人置き去りにしない「食事」「習慣」「考え方」。 高齢者のおちいりがちな病気不安症、睡眠行動の点検、本当に正しい脳の鍛え方、筋肉や歯、脳の活動のための食……。 むずかしいことは何もない。 さあ、今の今からはじめよう。 ◯これらすべては、後期高齢者になりかけている私自身が現在実行している工夫であり、これからもこうしていきたいという、人生の方針でもあるのです。(「はじめに」より)   ◯〈目次〉から(一部) はじめに――老活とは 第一章 超高齢社会と医療費 救急車の出動件数、刑務所の高齢化/健康寿命を延ばす 第二章 精神的不調は身を忙しくして治す 失うものが増える高齢者/病気不安症、Aさんの症例/高齢者のうつ病、C子さんの症例/隣合わせの身体症状症/精神的不調に通用する森田療法/症状を人に言わない、見せない、悟られない/私はどのように病と向き合ったか 第三章 筋肉こそが日本を救う 高齢者とロコモは密接なつながり/ロコトレの方法/骨格筋が高齢者を救う/体重には健康度が反映される 第四章 この世で大切なのは歯 口腔機能が衰えると、老化はすすむ/高齢者の歯周病と虫歯の特徴/誤嚥性肺炎をふせぐ口腔ケア/国民病ともいえる歯周病/「あいうべ体操」と「パタカラ体操」 第五章 眠るために生きている人になるな   高齢者の浅い眠りは正常/睡眠行動の点検/高齢者に必要な睡眠時間/睡眠時間帯を一定にする/寝る前のパソコン、スマホは避ける/「睡眠負債」が生み出す病気/睡眠を妨げる、むずむず脚症候群 第六章 脳は鍛えないと退化する 本当に正しい脳の鍛え方/脳の鍛錬には方法がある/脳年齢と暦年齢の差を広げる/脳の若さと人とのつながり/脳の栄養素、ビタミンB群 第七章 食がすべての土台 世界で注目の地中海料理/野菜と果物、魚介類、オリーブ、にんにく、ワイン/地中海料理の追跡調査報告/野菜とおかず、御飯――食べる順序/健康のための薬品に代わる食品 第八章 酒は百薬の長にあらず クリニックでチェックする飲酒歴/四つの重大な精神的作用/アルコール問題、うつ病、自殺/アルコール弊害の確かな知識 第九章 タバコは命取り 日本のタバコ消費量は世界のトップ5/タバコは死因に寄与する世界第一位/加熱式タバコと電気タバコ/タバコの害を受ける口腔 第十章 笑いが人を若くする ノーマン・カズンズ『笑いと治癒力』/「笑い」と医師によるデータ/高齢者と子供たちの笑い声が絶えない/世界でも笑いとともに老活 第十一章 痛いのは痛い、痒みは掻くな 痛みだけが記憶される/片頭痛、薬物乱用頭痛/膝の痛み、変形性膝関節症/足裏の痛み、足底筋膜炎/外須美夫『痛みの声を聴け』/高齢者の皮膚/皮膚掻痒症の治療法 第十二章 ヘルス・リテラシー 健康の正しい知識と応用力/靴は健康の必需品/耳鳴は高齢者の宿命/加齢とともにめまいは増える/ドライマウス(口腔乾燥症)/脱水症に弱い子供と高齢者/窒息と誤嚥/多様な症状の亜鉛欠乏症/高齢者は、帰還した宇宙飛行士なみ/痛風の予防法/高齢者の国民病、高血圧/帯状疱疹はあなどれない/肝炎と肝癌/大腸癌は加齢とともに増える/膵炎と膵臓癌をもたらすアルコール 第十三章 入浴とふさわしい住まいの工夫 一日二回の極楽浄土のための注意/家対策にも「老活」/たとえばわが家の場合 第十四章 人とのつながりは命綱 先進国で日本は人とのつながりが希薄/何が健康寿命を延ばすのか/友人との旅行を愉しむ/ペットによって人とのつながりが増える/ペット・セラピー犬「心くん」の役割 第十五章 認知症になっても生きつくそう 認知症と健康寿命/認知予備脳、脳の体力はいかに延ばす/リスクファクターを減らす/認知症行方不明数、孤独死/運転免許証 おわりに――人生百歳時代に向けて
1300円(本体価格)/1430円(税込価格)
多くの受賞歴をもつ小説家であり、臨床40年の精神科医が悩める現代人に最も必要と考えるのは「共感する」ことだ。この共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力がネガティブ・ケイパビリティである。
古くは詩人のキーツがシェイクスピアに備わっていると発見した「負の力」は、第二次世界大戦に従軍した精神科医ビオンにより再発見され、著者の臨床の現場で腑に落ちる治療を支えている。昨今は教育、医療、介護の現場でも注目されている。セラピー犬の「心くん」の分かる仕組みからマニュアルに慣れた脳の限界、現代教育で重視されるポジティブ・ケイパビリティの偏り、希望する脳とプラセボ効果との関係……せっかちな見せかけの解決ではなく、共感の土台にある負の力がひらく、発展的な深い理解へ。
1000円(本体価格)/1100円(税込価格)
『閉鎖病棟』『逃亡』『蛍の航跡』などの小説で知られ、数々の受賞歴をもつ著者は精神科医として臨床の現場にも立ち続けている。20世紀の初頭、西のフロイトと全くかけ離れた、東の森田正馬が創出した「森田療法」とは何か。薬を用いず、現在も学校現場や職場のメンタルヘルスでも実践され、認知行動療法にも取り入れられている、その治療法の独自性と先進性を、彼の15の言葉から読み解く。
一瞬一生、見つめる、休息は仕事の転換にあり、いいわけ、即、自然服従、不安常住、生きつくす……。森田の療法の根底には、人生を無理なく生きる「あるがまま」の肯定があった。
著者が臨床三十五年のなかで、患者さんに応用し、一般の人々にもそして自らも指針としてきた療法とその創始者の生涯を、小説家と精神科医の二つの奥深い視点からとらえた画期的な書。