キーワード入力値
該当数は 3 件、全 1 ページです。
キーワード
キーワードからさらに絞り込んで検索
詳細条件設定
条件設定する
ISBN ハイフンを入れず半角でご記入ください
発売日
販売状況
電子書籍
カテゴリ
ジャンル
780円(本体価格)/858円(税込価格)
大学時代、日本語を学びたい一心で米海軍通訳士となり日本兵の遺した日記を訳し、尋問する日本人捕虜と友となる。戦後、日本文学研究者として日米を往復しながら、京の市井のぽっくりの音や蛙の声に古き日本を聞き取り、三島由紀夫、永井道雄ら当代の文豪・知識人に新鮮な刺激を受けた若き日々――。ただ一途に日本文学、日本文化を追究し、屈指のジャパノロジストへ至るまでの稀有の道程の前半生を綴る。息子のキーン誠己氏が解説を寄せる。 (目次) I 太平洋戦争のなかで 最初の日本語は「サクランボ」  角田柳作先生  海軍日本語学校   日本人兵士の日記  アッツ島・キスカ島作戦  日本人の捕虜たち   特攻機に遭遇  沖縄本島に上陸  捕虜・木村中尉の結婚式  「部下」のジロウのこと  原爆投下と終戦  中国の青島へ  戦犯調査の任務  バンザイ・アタック論争  焼け野原の東京  母へのみやげ II あこがれの日本 戦争が与えてくれた贈り物  コロンビア大学に復学  日本学者への道  ハーヴァード大学へ「遍参」  ライシャワー教授のこと  ヨーロッパへの旅  ケンブリッジでの暮らし  ディキンズ夫人  バートランド・ラッセル卿  作家フォースターとオペラ  お手本アーサー・ウェイリー  日本語と朝鮮語の教師に  日本文学についての連続講義  日本行きの奨学金  目的の地、京都に直行  日本式生活  「日本文学選集」の編纂  書と狂言を習う  永井道雄との出会い  よき時代の京都  伊勢式年遷宮  嶋中鵬二を訪問  三島由紀夫のこと  著作と講演の楽しみ  日本を去る III アメリカと日本と コロンビア大学の教師生活  ペンクラブ東京大会  グレタ・ガルボをエスコート  日本古典の翻訳  東京の作家たち  『熊野』の稽古  東南アジアの旅  ウエーリとベリルとの別れ  母の死  六〇年代の仕事と旅  「日本文学史」  日米での二つの生活  三島由紀夫の自決  趣味に合った幸運
600円(本体価格)/660円(税込価格)
日本滞在が長くなるにつれ、私は日本人からいつも似たような問いを投げかけられることに疑問を覚え始め・・・・・・(「日本人の質問」)。表題作のほか、新鮮な感覚で捉えた日本、日本文化についてのエッセイ集。名著が初版から35年を経て待望の初文庫化!
600円(本体価格)/660円(税込価格)
傑出した日本文学研究第一人者による、日本と日本人への思いが詰まったロングセラーが、朝日選書より待望の文庫化! 来日のいきさつ、桜や軽井沢など日本文化や生活に関する思索、戦争犯罪について、能や歌舞伎など伝統芸能論、そして三島、谷崎といった文学者との交流まで豊かに綴る。知性と温かい人柄のにじみ出る珠玉の一冊。《解説・松浦寿輝》
《目次》
I なぜ日本へ?/第一の転機/ヘンな外人/外国人との付き合い方/海外における日本研究
II 年の始め/私の日本住居論/桜/訳し難いもの/和食についての迷信/雑音考/軽井沢情調の今昔/日本のマスコミ/戦争犯罪を裁くことの意味/刑死した人たちの声/日本人の無常感
III 体験的能芸論/能の普遍性/歌舞伎芝居見物の楽しみ/浮世絵の魅力/日清戦争の錦絵/江戸の洋画家 司馬江漢
IV 谷崎先生のこと/戦中日記の伊藤整氏/吉田秀和という日本人/「鉢の木会」のころ/わが友 三島由紀夫