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3600円(本体価格)/3960円(税込価格)
地の果てまで追い詰めると戦勝国が誓ったナチ戦犯。だが戦後早々、西独、CIAや西側情報機関で元ナチは重用された。冷戦期、元ナチ残党が世界で引き起こした混乱の実態をモサド未公開史料、元スパイへのインタビューなどから描き出す。
2450円(本体価格)/2695円(税込価格)
現代のグローバル資本主義の誕生について語ろうとすると、「海賊」はもっとも重要な存在のひとつだ。彼らを代表するのが、18世紀のいわゆる「海賊の黄金時代」のロールモデルとなった、最も悪名高い海賊王、ヘンリー・エヴリー。ヨーロッパでは知らない者がいないほど有名で、ある意味で英雄視されてもいる。そして、世界初の株式会社といわれる東インド会社が国家から独立した企業として機能するのに、海賊の存在は無視できなかった。そして、共同体として活動を続けるために、海賊たちは労働者協同組合や保険、憲法などの萌芽ともいえる制度をつくり「船上の民主国」を築いたと言われる。彼らは世界の“秩序”を変える火種をつくったのだ。ユニークな視点で、世界経済の歴史と、現代にもつづく民主的な仕組みの土台についてひもとく一冊。 【本書の目次】 ■第1部 遠征隊 1 生い立ち 2 テロの行使 3 ムガル帝国の台頭 4 全人類の敵 5 二種類の富 6 スペイン遠征社 7 世界の征服者 8 足止めされて ■第2部 反乱 9 飲んだくれ甲板長 10 ファンシー号 11 海賊の詩 12 サー・ジョサイアは売るか、買うか 13 西風海流 14 ガンジ・サワーイー号 15 帰って来たアミティ号 16 後続船に頓着なく 17 プリンセス ■第3部 掠奪 18 ファテー・ムハンマディ号 19 けたはずれの財宝 20 対抗するストーリー 21 復讐 22 戦場の東インド会社 ■第4部 追跡 23 高飛び 24 あからさまな反逆 25 推測は何も証明しない 26 海上ファウジュダール 27 帰郷 ■第5部 裁判 28 海賊国家 29 幽霊裁判 30 これを証拠と言わずしてなんと言うのか 31 処刑ドック 著者略歴 スティーブン・ジョンソン Steven Johnson How We Got to Now(2014)(『世界をつくった6つの革命の物語─新・人類進化史』2016年)、Wonderland(2016)(『世界を変えた6つの「気晴らし」の物語─新・人類進化史』2017年)、Farsighted(2018)(『世界が動いた「決断」の物語─新・人類進化史』2019年)(以上、日本語版はすべて大田直子訳、朝日新聞出版)、The Ghost Map (2006)(『感染地図─ 歴史を変えた未知の病原体』(矢野真千子訳、河出書房新社、単行本2007年、文庫版2017年)、Where Good Ideas Come From(2010)(『イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則』松浦俊輔訳、日経BP社、2013年)、The Invention of Air(2008)、Everything Bad Is Good For You(2005)(以上、原書はすべてRiverhead Books)などベストセラーを多数執筆。また、影響力のあるさまざまなウェブサイトを立ち上げ、PBSとBBCのテレビシリーズHow We Got to Now の共同制作者・司会としても知られる。妻と3 人の息子とともに、カリフォルニア州マリン郡とニューヨーク市ブルックリンで暮らしている。 訳者略歴 山岡由美 Yamaoka Yumi 津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。出版社勤務を経て翻訳業に従事。訳書に『鉄道への夢が日本人を作った』(朝日新聞出版)、『「招待所」という名の収容所』(柏書房)、『アメリカ経済 成長の終焉』(共訳・日経BP社)、『ノモンハン1939』『日本の長い戦後』『中国経済史』『アメリカの世紀と日本』(以上、みすず書房)など。
1600円(本体価格)/1760円(税込価格)
鉄道を敷設するため日本人が行ったさまざまな活動は日本の近代の諸制度を確立し、日本人の鉄道への「信仰」をつくりあげていった。線路が敷かれ、列車が使われたのは、株への投資や票の獲得、あるいは寺社参詣など、鉄道と関係のない動機によることが多かった。だが結果として鉄道に対する信仰が強まり、人びとは線路を建設したそもそもの理由を忘れ、鉄道が役立つから敷いたのだと思い込むようになった。
新政府と資本家、政治家と有権者、天皇と国民それぞれの鉄道を巡る行動から近代日本における重要な3つの柱である、資本主義、民主主義、ナショナリズムの形成を見る。この3つが奇妙な具合に組み合わさり、鉄道を社会に定着させた歴史を具体的事例とともに解き明かし、鉄道というインフラが社会的単位として根を張っていく過程を分析する。