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1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
パンダと生きとし生けるものとアヒルのおもちゃ。 すべてをやわらかく繊細にくるむ、小説の秘術――大森望 ここには、“命をあずかる”という ケア責任の普遍性がそっと提示されている――小川公代          (「一冊の本」2024年10月号より) テロと戦争が常態化する時代の渦中に 命をあずかり平和の実現を企てる組織が存在した――? あなたを思えば世界は救われる。 【あらすじ】 春先になると花粉症で鼻が利かなくなるモトコは、 副業で働くアルバイト先の同僚・村崎さんから 自宅で飼う小動物たちの世話を頼まれる。 その後、職場を辞めた村崎さんのメールからは、 パンダと人類をめぐる狩猟、飼育、繁殖の歴史がひも解かれ、 ある目的で海外を転々としていることが見えてくるのだった。 モトコが村崎さんの指示を仰ぎながら動物たちの世話をつづけるなか、 上野動物園では日本が所有する最後のパンダ・リンリンが亡くなり、 中国ではオリンピックを前に、加工食品への毒物混入事件と大地震が起きる――。 命をあずかることと奪うこと。 この圧倒的な非対称は、私たちの意識と生活に何を残すのか?  「命をあずかる」というケアの本質に迫りながら、 見えない悪意がもたらす暴力に抗うための、 小さく、ひそやかな営為を届ける問題作。
830円(本体価格)/913円(税込価格)
小学生のころ、祖父はいつも秘密基地で壁新聞を作っていた。(「オブジェクタム」)、第2回林芙美子文学賞受賞作(「太陽の側の島」)、敗戦後に戦地から復員した夫は、出征前と同じ人物なのか。(「如何様」)など、芥川賞作家が描く短編集。
1300円(本体価格)/1430円(税込価格)
復員した画家は本物なのか? いや、本物と偽物になんの違いがあるというのか。 芥川賞連続ノミネート、いま文芸界が最も注目する才能が放つ問題作! 「人は、まったく同じものがふたつ以上あると、ひとつを本物、残りを偽物と決めないと落ち着かない生き物なのかもしれませんね」 敗戦後、戦地から復員した画家・平泉貫一は、出征前と同じ人物なのか。 似ても似つかぬ姿で帰ってきたものの、時をおかずして男は失踪してしまう。 兵役中に嫁いだ妻、調査の依頼主、妾、画廊主、軍部の関係者たち――何人もの証言からあぶり出される真偽のねじれ。 調査を依頼された私が辿りついたのは、貫一が贋作制作を得意としていたという事実だった。
1300円(本体価格)/1430円(税込価格)
祖父はいつも秘密基地で壁新聞を手作りしていた──大人になった主人公が記憶の断片を追いながら、ある事件と祖父の真相のかかわり合いを探る(「オブジェクタム」)ほか、林芙美子文学賞受賞作「太陽の側の島」など3篇を収録。