分冊百科
週刊藤沢周平の世界
週刊藤沢周平の世界 26号
定価:586円(税込)
表紙:蓬田やすひろ/画
発売日:2007年5月10日
26号 
品切れ・再販未定

闇の歯車

飲み屋の常連、裏の顔

抄録1 『闇の歯車』

川端に、ひっそりと赤提灯を出している
一軒の飲み屋がある。

◆あらすじ
◆人物相関図
◆ストーリー・マップ

抄録2 『闇の歯車』

誰に文句を言われることもなく、気ままに飲みたいときに飲み、眠くなれば寝た暮らしをひそかに懐しむ。

抄録3 『闇の歯車』

「あたしは別れないよ。別れるなんて言ったら、あんたを殺してやるから」

抄録4 『闇の歯車』

勘にすぎないが、男が何かをたくらんで、
あちこちと町に出没しているという気がしないでもない。

辻原 登が読む『闇の歯車』

藤沢周平の語りの妙

◆歴史を知る

野暮にあらずが江戸の粋

神崎宣武

◆絵で見る

江戸の飲み屋

監修・文 神崎宣武/イラスト 板垣真誠

抄録5 『闇の歯車』

――仲間というのは、この連中か。
佐之助は何となく気落ちするのを感じた。

抄録6 『闇の歯車』

押し込みを明日にひかえている仲間のうちで、ある意味では伊黒は、もっとも腹の据わった盗っ人と言えるかも知れなかった。

抄録7 『闇の歯車』

するとそのとき、いきなり外から潜り戸が開き、人が入ってきて提灯の光がまともに二人の顔を照らした。

◆歴史を知る

逢魔が刻――夕暮れの民俗

常光 徹

◆藤沢周平かわら版(26)

藤沢さんと汽車旅(その1)


◆作品の舞台を訪ねる『闇の歯車』


◆文庫紹介


◆藤沢周平の面影

父と孫の会話 遠藤展子

[連載]

藤沢文学を読み解く(26)

人生の「仲間」とは

松本健一


江戸の暮らし基礎講座(26)

スエンソンの言葉

竹内 誠


海坂の食卓(26)

みょうがの紫蘇漬け

石塚 亮


藤沢周平 この一冊(26)

『風の果て』 その後の『風の果て』

菅野高至


「熈代勝覧」を歩く(26)

大賑わいの日本橋北橋詰・魚河岸

小澤 弘