週刊藤沢周平の世界 29号

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週刊藤沢周平の世界 29号

定価:586円(税込)
表紙:蓬田やすひろ/画
発売日:2007年5月31日
  29号 

品切れ・再販未定

白き瓶 小説 長塚 節

旅に生きた夭折の歌人

抄録1 『白き瓶 小説 長塚 節』

深呼吸の終りの方で、節はいっぱいに吸いこんだ息を途中でとめる。すると、ふくらんだ胸郭の内側に、汚れのない朝の空気、雑木の間からさしこんで来る光が満ちあふれる。

◆あらすじ
◆人物相関図
◆ストーリー・マップ

抄録2 『白き瓶 小説 長塚 節』

子規は黙って、また手もとの名刺に眼を落としたが、しばらくしてぽつりと言った。「いくらでも作るがいいのです」

抄録3 『白き瓶 小説 長塚 節』

「背のびなんていうのは僕の性に合わない。自分に書ける世界を書くだけだよ」

抄録4 『春秋山伏記』

――みんな、こともなく生きている。

抄録5 『白き瓶 小説 長塚 節』

そのときふと胸にうかんで来たのは、左千夫がいつか洩らした、「君、僕はひとりぼっちになってしまったよ」という言葉だった。

出久根達郎が読む『白き瓶 小説 長塚 節』

聖僧の俤

◆歴史を知る

長塚節の歌と清らかな「冴え」

河合 宏

抄録6 『白き瓶 小説 長塚 節』

単衣きてこゝろほがらかになりにけり夏は必ず我れ死なざらむ

抄録7 『白き瓶 小説 長塚 節』

「あの、病人さんは困るんです」
女主人は節を見た。血色のいい顔に、
そのときどっと大粒の汗が吹き出した

抄録8 『白き瓶 小説 長塚 節』

白熱した頭のなかで神経だけはぱっちりと眼をあけ、冴えに冴えてナイフのように鋭くなっているのがわかった。

◆写真で見る

長塚節の生涯

◆藤沢周平かわら版(29)

藤沢さんと囲碁


◆藤沢周平の創作の現場

◆作品の舞台を訪ねる『白き瓶 小説 長塚 節』


◆文庫紹介

[連載]

藤沢文学を読み解く(29)

「土」の歌人、長塚節

松本健一


江戸の暮らし基礎講座(29)

上水の整備と水売り

竹内 誠


海坂の食卓(29)

菊膾

石塚 亮


藤沢周平 この一冊(29)

『静かな木』母性という大きな風景に包まれて

藤原新也


「熈代勝覧」を歩く(29)最終回

日本橋高札の文字――ミクロの技

小澤 弘