埼玉県の農村被差別部落に育った著者が、祖母、母、自らの3代にわたる女たちがたどった苦難を記す。極貧、女家族に加えて、「差別」は一家の暮らしを揺さぶり続けるが、遅々たるとはいえ戦後の民主化で、著者は自立の機会を得たのだった。
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