旅人の前に死者の霊が現れて生前の心残りを聞かせるという「夢幻能」。用語の生まれたのは大正末年だが、実際には世阿弥以来の歴史がある。『謡曲を読む』(選書332)の著者が、『井筒』『忠度』などを題材に、能の本質を夢幻能のなかに読む。
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