生来の大根・団十郎が、ちょっとだけだがこのごろ上手になった。それにひきかえ玉三郎は相変わらず……。金剛流能役者の家に生まれ、国文学者となった著者が、観世寿夫の芸の歩みを追いつつ、辛辣にして饒舌な現代役者論を展開する。
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