昔の男は恋をした。光源氏も業平も。それなのに、いつしかこの国の文学から〈恋する男〉は姿を消し、小説の男たちはただ惚れられているだけ。恋は女の専売特許になってしまった。なぜなのだろう。気鋭の研究者が試みる異色の文学史。
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