書籍
天皇の世紀[普及版]十
金城自壊+総索引
大佛 次郎
ISBN:9784022501608
定価:1980円(税込)
発売日:2006年8月8日
四六判並製  404ページ 
品切れ・再販未定

明治天皇誕生から維新にいたる近代日本の夜明けを描いた傑作史伝の完結巻。小栗上野介の斬首、長岡陥落、列強の介入などを描いた「金城自壊」を収録。注解・索引、地域別年表、総索引つき。夏休みの読書におすすめの全10巻。

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 東大法学部、外務省嘱託を経て作家生活に入った大佛次郎(1897-1973)は、『ドレフュス事件』『パリ燃ゆ』などの外国を舞台にした史伝、『鞍馬天狗』シリーズなどのエンターテインメント、『帰郷』などの現代小説、『赤穂浪士』などの時代小説など、幅広い分野で活躍した、戦前戦後の日本を代表する作家、知識人だった。

 『天皇の世紀』は、豊富な資料をもとに、幕末・明治維新を細大漏らさず描く大河史伝。朝日新聞での1967年からの連載開始とともに、大きな反響を呼んだが、惜しくも、著者・大佛次郎の死によって、未完に終わった。とはいえ、連載回数1500余回に及ぶ発表分は、明治天皇の誕生から、江戸落城までを描く、記念碑的大作である。文庫版が品切れとなっているため、なかなか手に入りにくい状態がつづき、新たな出版を求める声が高まっていた。そこで、今回、新たに「普及版」を出版することになった。索引なども充実した、得難いシリーズである。


  • 第一巻  黒船(05年12月刊)
  • 第二巻  大獄(05年12月刊)
  • 第三巻  有志者(06年1月刊)
  • 第四巻  攘夷(06年2月刊)
  • 第五巻  長州(06年3月刊)
  • 第六巻  奇兵隊(06年4月刊)
  • 第七巻  大政奉還(06年5月刊)
  • 第八巻  江戸攻め(06年6月刊)
  • 第九巻  武士の城(06年7月刊)
  • 第十巻  金城自壊(06年8月刊)