風の果て
執政に上りつめた男の孤独抄録1 『風の果て』 不吉な予感はあたって、 ◆あらすじ 抄録2 『風の果て』 「やられるはずはないのに、どうもおかしい」「例の妖剣が出たか?」と鹿之助が言うと、一蔵と庄六がどっと笑った。 抄録3 『風の果て』 一蔵が身を固め、杉山鹿之助は仲間から去って、ひとつの時代が終わったようだった。 抄録4 『風の果て』 太蔵が原が不毛の土地なら、隼太のとりとめのない夢のようなものは、ここで終わるわけだった。 あさのあつこが読む『風の果て』 耳奥に鳴り続ける音 ◆歴史を知る 月山山麓の延田原と天保堰 ──太蔵が原開墾のモデルか 堀 司朗 ◆絵で見る 太蔵が原 監修・文 堀 司朗/イラスト 板垣真誠 抄録5 『風の果て』 「はめられた」 抄録6 『風の果て』 執政も三日やったらやめられんな、と又左衛門はあるときそう思い、ひそかににが笑いしたものだ。 | 抄録7 『風の果て』 「さあ、来い。日が暮れるぞ」「そうか。はじめるか」又左衛門も羽織を脱ぎ、革足袋ひとつになった。 ◆歴史を知る 武家の次三男という生き方 磯田道史 『風の果て』挿絵ギャラリー ◆藤沢周平かわら版(9) 『風の果て』担当編集者が語る藤沢周平 ◆作品の舞台を訪ねる『風の果て』 ◆文庫紹介 [連載] 藤沢文学を読み解く(9) 人生の「わかれ道」 松本健一 江戸の暮らし基礎講座(9) 両国に咲く大輪の花 竹内 誠 海坂の食卓(9) 山ごぼうの味噌漬け 石塚 亮 藤沢周平 この一冊(9) 「泣かない女」 いつまでも心に残る言葉 篠田三郎 「熈代勝覧」を歩く(9) 通石町の辻、袈裟衣問屋の和泉屋 小澤 弘 |