麦屋町昼下がり
白刃きらめく「真昼の決闘」抄録1 『麦屋町昼下がり』 振りむいてたしかめると、辰巳の空にやや赤味を帯びた月がうかんでいるのが見えた。 ◆あらすじ 抄録2 『麦屋町昼下がり』 身分違いの男を斬ってしまったらしい、と敬助はさとっている。厄介なことになりそうだった 抄録3 『麦屋町昼下がり』 「おれは、斬って斬って斬り死にするんだ」 抄録4 『三ノ丸広場下城どき』 やがて殺すべき虫を指先にいじるように、落ちぶれたおれをなぶって面白がるということはあるだろう。 後藤正治が読む『麦屋町昼下がり』 藤沢作品に流れる光と闇 ◆歴史を知る 高かった江戸時代の離婚率 高木 侃 抄録5 『山姥橋夜五ツ』 「はい、旦那さまが……」と言って、弥平はたまりかねたようにすすり泣いた。 抄録6 『山姥橋夜五ツ』 そして橋の半ばまで来たころである。 抄録7 『榎屋敷宵の春月』 一瞬、憤激が熱く胸を焦がしたのを感じた。 | ◆絵で見る 酒田湊のにぎわい 文・監修 本間勝喜/イラスト 香川元太郎 ◆歴史を知る 江戸の酒の楽しみ方 青木直己 ◆藤沢周平かわら版(11) 藤沢周平の故郷を歩く[青年編・その2] ◆作品の舞台を訪ねる『麦屋町昼下がり』 ◆文庫紹介 ◆藤沢周平の面影 小説三昧だった山形師範時代 [連載] 藤沢文学を読み解く(11) 武士道は「苦手」 松本健一 江戸の暮らし基礎講座(11) 人相書と日本左衛門 竹内 誠 海坂の食卓(11) ワタリガニの塩ゆで 石塚 亮 藤沢周平 この一冊(11) 『三屋清左衛門残日録』旧友金井奥之助の凄み 荻田 伍 「熈代勝覧」を歩く(11) 十軒店・雛市・二八蕎麦 小澤 弘 |