本所しぐれ町物語 橋ものがたり
出会いと別れの交差する街角抄録1 本所しぐれ町物語「鼬の道」 風もないのに、いまの季節はいつの間にか、 ◆あらすじ 抄録2 本所しぐれ町物語「猫」 「たーま、たま」振りむかずに、おもんがみゃーおと答えた。 抄録3 本所しぐれ町物語「春の雲」 佐之助もそういうおつぎを見返していた。 抄録4 本所しぐれ町物語「秋色しぐれ町」 厠の戸を開けしめする音、つづいて台所に行って水を飲む気配。男は惣兵衛が立てるそうした物音を、全身を耳にして聞いている。 宇江佐真理が読む『本所しぐれ町物語』『橋ものがたり』 しみじみうまい ◆歴史を知る 江戸を形成した川と橋 鈴木理生 ◆絵で見る 本所しぐれ町 監修・文 波多野 純/イラスト 青山邦彦 抄録5 橋ものがたり「約束」 「二人だけの秘密だ。誰にも話すな」「いいわ」「身体に気ィつけろよ」 抄録6 橋ものがたり「まぼろしの橋」 「じっとして待ってるんだぜ。 抄録7 橋ものがたり「思い違い」 源作が眼で探しているのは、一人の女だった。いつもこの時刻に橋の上で擦れ違う。 | ◆歴史を知る 江戸の町経済と人びとの懐具合 小沢詠美子 ◆藤沢周平かわら版(13) 目の見えない人にとっての藤沢作品 ◆作品の舞台を訪ねる『本所しぐれ町物語』『橋ものがたり』 ◆文庫紹介 ◆藤沢周平の面影 植草甚一さんの思い出 [連載] 藤沢文学を読み解く(13) 町や橋はなんでも知っている 松本健一 江戸の暮らし基礎講座(13) 江戸の治安(2) 町による自治制度 竹内 誠 海坂の食卓(13) 塩引きの鮭 石塚 亮 藤沢周平 この一冊(13) 『義民が駆ける』大衆のエネルギーを描いた力作 佐藤忠男 「熈代勝覧」を歩く(13) 幕府御用の書物問屋出雲寺和泉掾など 小澤 弘 |