決闘の辻
藤沢版新剣客伝抄録1 決闘の辻 「二天の窟(宮本武蔵)」 「間もなく、日が暮れまする」 ◆あらすじ 抄録2 決闘の辻 「二天の窟(宮本武蔵)」 武蔵は杖に両手をあずけて、空を仰いだ。 抄録3 決闘の辻 「死闘(神子上典膳)」 その瞬間典膳は、自分がいま無意識のうちに師の一刀斎に伝授された夢想剣を使ったのを感じた。 小杉健治が読む『決闘の辻』 実在の剣豪の人間像 ◆歴史を知る 『五輪書』に見る武蔵の剣の思想 童門冬二 ◆絵で見る 宮本武蔵、決闘の生涯 イラスト・文 中西立太 抄録4 決闘の辻「夜明けの月影(柳生但馬守宗矩)」 宗矩の剣は八十郎の空打ちをやすやすとはじき返し、右の拳を斬り割っていた。 抄録5 決闘の辻「師弟剣(諸岡一羽斎と弟子たち)」 その渋滞のない静かな動きを、一連の舞いに似ている、と泥之助は思った。 抄録6 決闘の辻「飛ぶ猿(愛洲移香斎)」 波四郎の刀は空を斬った。闇に飛んだ猿よりも身軽に、移香斎がうしろに飛んだからである。 | ◆歴史を知る 柳生の兵法 童門冬二 ◆藤沢周平かわら版(18) 藤沢さんを魅了した「スクリーンの美女」たち ◆作品の舞台を訪ねる『決闘の辻』 ◆文庫紹介 ◆藤沢周平の面影 闘病の日々 [連載] 藤沢文学を読み解く(18) 「剣客」の時代 松本健一 江戸の暮らし基礎講座(18) 韓信股くぐり 竹内 誠 海坂の食卓(18) 鱒の焼き魚 石塚 亮 藤沢周平 この一冊(18) 「驟り雨」 人間と悪との距離を描いた小説 多川俊映 「熈代勝覧」を歩く(18) 幸嶋屋の大算盤看板と江戸随一の大店・三井越後屋 小澤 弘 |