下巻は西南戦争の際の政府転覆に加担、投獄を経て、欧州へ遊学。「立憲政体樹立の夢」破れ、知識人から、近代日本が産んだもっとも透徹したリアリスト政治家陸奥への転向と再出発までを描く。付録に、毎日新聞連載「陸奥宗光」単行本化に際し未収録だった「日清開戦」「講話」「晩年」も含む完全版。解説は宮村治雄。月報付き。萩原集2の上巻には藤田省三、江藤淳との、萩原集3の下巻は宇野俊一との対談を収録。
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