敗戦後、戦時体制により保障されていた安定は吹き飛んだ。占領期における公職追放、新聞の戦争責任、GHQとの攻防、レッドパージ……。資本側村山と経営を代表する緒方たち。村山騒動と復辟、読売の労働争議、経営陣を選んだ毎日の従業員選挙など、新聞社は組合や資本との攻防の中で、どう揺らぎ、現在に至るのか、膨大な資料をもとに検証する。各紙誌書評で好評の前著『新聞 経営と資本の昭和史』(朝日選書824)の続編。
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