朝日新聞出版　最新刊行物：特集一覧

730円（本体価格）/803円（税込価格）

累計570万部のベストセラーシリーズ『モモちゃんとアカネちゃん』や、『龍の子太郎』『いないいないばあ』の著者による唯一の自伝。大正15年に東京・神田に生まれ、11歳で父と死別。太平洋戦争下でのOL生活を経て、疎開先で生涯の師・坪田譲治と出会い、作家への道を歩みだす……。その後、28歳で結婚するも、2児を抱えて離婚。激動の昭和史をしなやかに、逞しく生き抜いたその生き様は全女性の共感必至！解説は作家の綿矢りさ氏。

相棒　season８　中

碇卯人　輿水泰弘　

740円（本体価格）/814円（税込価格）

大人気ドラマ「相棒」のノベライズ。刑務所を仮出所した男の失踪から驚きの事実が判明する「仮釈放」、420年前の千利休の謎が殺人事件の鍵を握る「特命係、西へ！」など６編。次第に息が合ってきた（？）右京と尊のかけ合いも必読。

相棒（文庫）

続　閑人生生

高村薫　

640円（本体価格）/704円（税込価格）

東日本大震災、都知事選、普天間基地問題、北朝鮮問題、政権交代、裁判員裁判……。グローバル化した現代社会で起こる様々な事件、政治、社会問題に著者ならではの鋭い直観と深い洞察で斬り込む。「AERA」連載の文庫オリジナル第２弾。

ママの声、聞こえるよ

筒井好美　

640円（本体価格）/704円（税込価格）

ママは声を失っても命ある限り懸命に子育てに励んだ。がんと闘いながらひとり娘を育て、37歳の若さでこの世を去った女性。彼女の揺れる気持ちと母子の絆を綴った感涙の手記。TBSの報道番組で特集され大反響を呼んだ感動の物語の文庫化。また著者がなくなってから3年、遺された娘と夫の物語も挿入。

極北ラプソディ

海堂尊　

1600円（本体価格）/1760円（税込価格）

崩壊寸前の地域医療はドクターヘリで救えるのか？赤字病院の再生を図る世良院長は訪問看護の拡充をかかげ、外科医の今中を極北救命救急センターに派遣する。北海道のドクタージェット構想は実を結ぶのか？『極北クレイマー』に続く迫力満点の第２弾。

脳内ニーチェ

適菜収　

1300円（本体価格）/1430円（税込価格）

オレは死んだ。「神は死んだ」どころの騒ぎじゃないよ――新興宗教にハマってしまった元同級生に呼び出された、ごくごく普通の営業マン、31歳・現在婚活中のオレ。震災後の日本を救うために力を貸してほしい、大哲学者ニーチェの「授業」を受けてほしい、と頼まれるが……。現在日本が抱える問題点をニーチェが読み解き、読み手の意識と生き方を変える、笑いながら学べる哲学小説第２弾。

冷泉家時雨亭叢書　別巻二

（財）冷泉家時雨亭文庫　

18000円（本体価格）/19800円（税込価格）

　鎌倉時代前期の根本史料である藤原定家の日記『明月記』。その翻刻（活字化）出版（全３巻）がいよいよスタート。冷泉家時雨亭文庫に伝わる自筆本（国宝）はもとより、現状で参照しうる最善本を底本に『明月記』全体像の復元を目指した画期的出版。従来用いられてきた近世写本由来のテキストの不安を解消し、中世研究の新たな必携書となることは間違いない。