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780円(本体価格)/858円(税込価格)
つまずく日々に出あった、 生きるよすがとしてのお経。 生老病死について、日々考えてきたこと―― 文庫化にあたり、「老犬とわたし」を収録。 母と父、夫の死を見届けて独り。 犬を連れ荒野や海辺を歩きながら 「生きる」「死ぬる」の思索を重ね、 仏典を読む日々。 森羅万象と生老病死に向き合うなかで 生きる力がおのずと湧いてくる。 詩のように読み解かれたお経、 それに響きあう魂のエッセイ。 《解説・藤田一照》 ------------------------------------------------------------------------- 寝たきりの母、独居する父。 死に方がわからないかのように生きている親を見ていて考えた。 「生きること死ぬこと」について、 老い果てぬ前に準備をしたらいいのではないか。 老いて死ぬ不安を、苦しみを、少しでも軽くする道はないか。 遠いカリフォルニアから通いつつ看取りをつづけるうちに、 娘はお経に出会った。 そして今、両親と夫の死を見届けて、 誰もいなくなった荒れ地や海辺を、犬と歩く。 日没を見て、月の出を見て、小さな生き物の生きざまを見る。 雨を見て、風を見て、地震を見る。 自然のめぐりと生きることと死ぬことが重なっていく。 【目次より(抜粋)】 父と母とお経とわたし 開経偈「今、出遭いました」 般若心経「完成に向かって」 源氏物語表白「紫式部の往生」 法華経薬草喩品偈「大きな木や小さな木」 阿弥陀経「浄土とはこんなところです」 法華経如来寿量品偈(自我偈) 「私が目ざめてからこのかた」 一切精霊偈「一切のたましいは」 発願文「ねがっています」 仏遺教経「最後のおはなし」 死んでいく人 老犬とわたし――文庫版あとがきにかえて   など 【書評・メディア情報】 2021年 ■NHKEテレ「こころの時代」「わたしの言葉で語るお経」(11月14日) ■NHKラジオ第1「飛ぶ教室(パーソナリティ・高橋源一郎氏)」 「秘密の本棚」、著者出演(11月26日) ■熊本日日新聞(11月26日)/著者インタビュー ■読売新聞夕刊(12月4日)/著者インタビュー ■熊本日日新聞(12月19日)/書評(藤田一照氏・曹洞宗僧侶) ■ゆうゆう 2022年2月号 (21年12月27日発売) /著者インタビュー ■信濃毎日新聞(12月29日)/新著紹介(共同通信配信)  共同通信配信 他に10紙 2022年 ■朝日新聞夕刊(1月12日)/著者インタビュー ■NHKラジオ深夜便「真夜中の本屋さん」(1月31日) /日本文学研究者、ロバート・キャンベル氏による紹介 ■週刊朝日(2月4日)/著者インタビュー ■西日本新聞(2月12日)/著者インタビュー ■『みんなの介護』「くらたまのいまの会いたい手帳」(2月25日) /漫画家・倉田真由美さんによる著者インタビュー https://www.minnanokaigo.com/news/kuratama/no42/ ■読売新聞(2月27日)/書評(梅内美華子氏・歌人) ■サンデー毎日 連載コラム「これはアレだな」「ぼくらの仏教なんだぜ」(3月6日) /高橋源一郎氏による紹介 ■BOOKウオッチ(3月8日)/著者インタビュー https://books.j-cast.com/topics/2022/03/08017417.html
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
●古典新訳に定評のある詩人による、暮らしに結びついたお経現代語訳、自然を見つめる明るいまなざし、「生きる」ことへのやわらかな希望のある極上エッセイ。耳でも味わいたい著者によるお経朗読9編をふくむCDつき。 * 寝たきりの母、独居する父。 死に方がわからないかのように生きている親を見ていて考えた。 「生きること死ぬこと」について、老い果てぬ前に準備をしたらいいのではないか。 老いて死ぬ不安を、苦しみを、少しでも軽くする道はないか。 遠いカリフォルニアから通いつつ看取りをつづけるうちに、娘はお経に出会った。 そして今、両親と夫の死を見届けて、 誰もいなくなった荒れ地や海辺を、犬と歩く。 日没を見て、月の出を見て、小さな生き物の生きざまを見る。 雨を見て、風を見て、地震を見る。 自然のめぐりと生きることと死ぬことが重なっていく。 ●「目次」から  父と母とお経とわたし 開経偈「今、出遭いました」 三帰依文「仏教に出遭えたミラクル」 三宝礼「みをかがめます」  秋篠寺伎芸天/空 般若心経「完成に向かって」 二河白道「河を渡る」 源信の白骨観「ホラホラ、これがおれの骨だ」 九相詩「死体のあと」  「白骨」と「九相詩」 源氏物語表白「紫式部の往生」 風信帖「一通の手紙、空海から最澄へ」  雲/雨 法華経薬草喩品偈「大きな木や小さな木」  骨/鏡/手紙、父へ 阿弥陀経「浄土とはこんなところです」  犬になる 四誓偈「四つの誓い」 本誓偈「ただおこなえ」  犬を待つ/写真 聞名得益偈 「みんないける」  ウサギ/スカンク/藪の中/巣立ち/キノコ 法華経従地涌出品偈(部分) 「涌き出したボサツたち」 法華経方便品(部分) 「なぜ仏は世にあらわれたか」 法華経如来寿量品偈(自我偈) 「私が目ざめてからこのかた」  名前 一切精霊偈「一切のたましいは」  7度21分40秒/日没/朝の月と満月 発願文「ねがっています」  お盆を思う 摂益文「み名をよぶ」  瓦礫のお城とただの草/サフラン  犬と怨憎会苦/料理しなくなって  春の小川  死んでいく人 仏遺教経「最後のおはなし」 総回向偈「あまねくひとしく」 総願偈「あるいてゆきます」  あとがき  主な参考文献
500円(本体価格)/550円(税込価格)
 死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の孤独。苦しみにみちた日々の生活から、向かい合うお経。般若心経、白骨、観音経、法句経、地蔵和讃。詩人の技を尽くしていきいきとわかりやすく柔らかい現代語に訳していく。単行本ロングセラー、待望の文庫化。
1600円(本体価格)/1760円(税込価格)
 死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の苦悩‥‥生老病死、愛別離苦の苦しみを癒やすのは、日々の暮らしに結びついたお経だった。「華厳経」の懺悔文を訳して、自らの半生を悔いてあやまりたい。「般若心経」を読むと、介護士の娘から教えられることがある。そして母の死には「地蔵和讃」で、向こう側へ送り届けたい。エッセイ、お経、そして詩人の技を尽くした画期的な現代語訳。
420円(本体価格)/462円(税込価格)
写経中に欲情する男、蛇にレイプされる女、天女像に射精する修行僧……独自の言語感覚でエロスを詩的に表現する詩人であり小説家でもある著者が、難解で知られる日本最古の仏教説話集『日本霊異記』を下敷きにして現代の物語を創造した。黎明期の仏教が教える人間の「性と生と死」を高度な作品世界に蘇らせ、大きな反響を呼んだ連作短編集の文庫化。
1300円(本体価格)/1430円(税込価格)
写経中に欲情する男、蛇にレイプされる女、天女像に射精する修行僧……。黎明期の仏教が、人々に教える因果応報、人の性と生死。エロスを詩的に表現する女性作家が、最古の仏教説話集「日本霊異記」に魅かれて書いた多淫多情の小説。
540円(本体価格)/594円(税込価格)
大好きな「蒲の穂わた」はわたしの原体験母親でも主婦でもないそして単に女でもない。詩人伊藤比呂美が“わたしの居場所”を探して綴った心の揺らぎ。繊細かつ大胆鋭く自由な感性が過去へ彼方へ駆けめぐるエッセイ集。
1359円(本体価格)/1495円(税込価格)
『良いおっぱい悪いおっぱい』で母親デビュー、『主婦の恩返し』で主婦デビューした詩人伊藤比呂美。コドモは成長し、オバサンになりかかり、ふと気がつくと「私の居場所はどこだろう」。不安な気持ちをユーモアタッチで描く。