2700円(本体価格)/2970円(税込価格)
変動性と不確実性に満ちた今こそ、
「起業家的」精神を実装せよ!
ベストセラー&ロングセラー『コトラーのマーケティング3.0』『同 4.0』『同5.0』に続く、コトラー氏らによる新刊。
本書では、コトラー氏が提案する、新しいマーケティングの枠組み「オムニハウス・モデル」を徹底解剖しました。オムニハウスとは、「複数の要素を結び付ける組織」を意味します。
複雑でやや難解なこのモデルを手にすることができれば、マーケティング戦略や戦術を検討する際に―、組織内でマーケティングと他部門との連携強化が求められる際に―、オンラインとオフラインの統合を実行していく際に―、マーケターが様々な課題を乗り越えるための頼もしい指針になってくれるでしょう。
不可実性がつきまとう現代に生きる、 マーケター必携の1冊です。
■監訳者・恩藏直人氏による「解説」の一部抜粋
起業家精神もリーダーシップも、いずれも重要なビジネス用語ではあるが、マーケティングと直接的に絡めて深く論じられることはなかった。本書のユニークさは、まさにこの点にある。序文でも触れられているように、マーケティングの上級テキストとして知られているコトラー教授らによる『マーケティング・マネジメント』の続編として、新しいマーケティングを論じた書として位置付けていただけるとよいだろう。
■プロフィール
・フィリップ・コトラー(Philip Kotler)
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院マーケティング学名誉教授。同大学院S・C・ジョンソン&サン国際マーケティング講座教授。マーケティングに関する世界の第一人者のひとりであり、「近代マーケティングの父」と広くみなされている。世界各地の大学から多くの賞や名誉学位を授与されており、2022年には「マネジメントのトップ30グル」の第1位に選ばれた。ウォールストリート・ジャーナル紙のもっとも影響力のあるビジネス思想家ランキングで、上位6人の一角を占めている。著書は25以上の言語で翻訳されている。
・ヘルマワン・カルタジャヤ(Hermawan Kartajaya)
マークプラス社の創業者であり、会長。イギリス公認のマーケティング協会から、「マーケティングの未来を形づくった50人のリーダー」の1人に選ばれた。ネブラスカ大学リンカーン校汎太平洋ビジネス連合からディスティンギッシュト・グローバル・リーダーシップ賞を授与されている。中小企業研究アジア協議会の会長で、アジア・マーケティング連盟の共同創設者。
・ホイ・デンフアン(Hooi Den Huan)
南洋理工大学(NTU)(シンガポール)南洋ビジネススクール、マーケティング・国際ビジネス学科准教授で、元学科長。同ビジネススクール副学部長。ブラッドフォード大学で学士号を、マンチェスター大学で博士号を取得。NTUの経営学学士プログラムを立ち上げた経営学学士カリキュラム委員会の委員長を務めた。同大学南洋テクノプレナーシップ・センターのディレクターでもあった。
・ジャッキー・マセリー(Jacky Mussry)
マークプラス社の副会長兼CEO。同社で多くの企業の企業戦略、マーケティング戦略、および研修プログラムの設計を手助けしている。インドネシアの複数の有名大学で教えているほか、著述・講演活動も活発に行っている。インドネシア大学経済・ビジネス学部でマーケティング・マネジメントの修士号と戦略的マネジメントの博士号を取得している。
・恩藏直人(おんぞう・なおと)/監訳
早稲田大学商学学術院教授。博士(商学)。1982年早稲田大学商学部卒業後、同大学大学院商学研究科を経て、96年より教授。専門はマーケティング戦略。著書には『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』(共著、丸善出版)、『マーケティングに強くなる』(ちくま新書)、監修には『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』(丸善出版)などがある。
・藤井清美(ふじい・きよみ)/訳
京都大学文学部卒業。1988年より翻訳に従事。訳書には『スティグリッツ教授の経済教室』(ダイヤモンド社)、『コトラーのマーケティング5.0』『いますぐ金を買いなさい』(共に朝日新聞出版)などがある。