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740円(本体価格)/814円(税込価格)
 江戸時代、罪人の首斬り役として代々家柄を継いできた、山田浅右衛門は、500人の首を刃こぼれせぬまま、一太刀で斬ったという。この一門に伝わる「項に貌あり」とは何を指すのか? 解剖学の知識を歴史小説に接続した表題作、ほか5編を収録。小説家の想像力と医師としての観察眼が冴える、渡辺淳一による歴史小説の自選傑作集。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
 男は永遠にわからないのかもしれない……。建築家の吉野と不倫の関係にある貴子は、男のある行動を目にしたとたんに思いが冷め、もう二度と会わない決意をする。女の心の揺れ動きを理解できない男と、その身勝手な論理と配慮ない行為に幻滅する女……男にとって不条理とも取れる女の心理を克明に描き、永遠に分かり得ない男女の機微を鮮やかに切り取った表題作、他7編を収録。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
 氷見子が足の裏の湿疹に気付いたのは梅雨の盛り、それは梅毒によるものだった。一人で治療を続けるが、迫り来る死の恐怖から逃れられない氷見子は、次々と身体を許してゆく……。愛しく哀しい人間の業を描く表題作、ほか4編を収録。自薦短編集第3弾。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
 新子はバーの客で8つ年下の和也に求婚され、最後の恋を意識する。だが、2人の関係は決して許されなかった。死を覚悟する2人。一緒に死ぬという興奮が、その体を激しく燃え上がらせるが……愛の刹那を描いた表題作、ほか7編を収録。自薦短編集第2弾。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
 母の死を看取る医師の葛藤を描き、華々しいデビューを飾った「死化粧」、ある大学で起きたチフス菌事件を材に、細菌の美しさに魅せられた医師の内面に迫った「プレパラートの翳」ほか、時代を先駆け、今なお輝きつづける医学小説の傑作群。自薦短編集第1弾。
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
近代医学の黎明期を舞台に、時代の波にもまれながら、執念と信念を貫き通した医師たちの群像を、物語性豊かに描き上げた傑作の数々。直木賞受賞作「光と影」ほか、「長崎ロシア遊女館」「腑分け絵師甚平秘聞」「かさぶた宗建」など、6篇を収録。
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
著者のワイフワークとも言える「恋愛小説」から後期の傑作群を精選。成熟した男女の間にたたずむ微妙な心理を掬い上げる「風の噂」「匂い袋」から、女性の繊細な心変わりの理由を鮮やかに切り取った「マリッジリング」「午後の別れ」、そして、妻の遺骨から作られた壺が起こす不可思議な出来事を描く「泪壺」まで、著者の磨き上げられた手腕が冴える渡辺文学の、一つの到達点といえる短篇群を収録。
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
作家生活40周年記念アンソロジーの第2巻。肉体と意識、二つの矛盾を併せもつ人間の不可解。某大学で起きたチフス菌事件を下敷きに、細菌の美しさに魅せられた医師の内面に迫った「プレパラートの翳」、異様な性遍歴のすえ、梅毒を感染させることで孤独を癒そうとする女を描いた「薔薇連想」ほか、その特殊な心理と行動を普遍性にまで昇華させ、愛しく哀しい人間の業を描き切った傑作短篇集。
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
男と女は、なぜ出逢ってしまうのか? 儚く、ときに激しい想いが運命を狂わせてゆく。はやくも社会現象となっている「愛の流刑地」から遡ること40年、愛することの罪と罰を描いた渡辺文学の根幹をなす、「恋愛小説」の初期作品群から8作品を厳選。「パリ行最終便」「ある心中の失敗」ほか、叶わぬ愛に翻弄される女たちの心情を、リアリティ溢れる文章で捉えた珠玉の短篇集。
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
渡辺淳一氏の作家生活40周年記念して編まれた傑作アンソロジー。その文学的原点となる医学小説、さらに近年の恋愛小説、歴史時代小説など、約150の中短編から、著者自らがジャンルごとに精選し、全五巻に配した短編コレクション。第一巻は処女作「葡萄」、華々しいデビューを飾った「死化粧」ほか、死と向き合う人間の深層部に迫った「宣告」「訪れ」などを収録。
740円(本体価格)/814円(税込価格)
手術後、妻は麻酔から醒めない。現代医療の問題点をあぶり出し極限の夫婦愛を描く衝撃作。〔解説・影山勲〕
1262円(本体価格)/1388円(税込価格)
子宮筋腫で手術を受けた妻は、麻酔からさめない。医療ミスか、特異体質か、それとも隠された理由があるのか……。思いもよらぬ事態をとおして、現代医療にひそむ問題点をあぶり出し、家庭の要を失った家族のゆれ動く心を描く渾身の長編。
728円(本体価格)/801円(税込価格)
桜の花の精のような母と娘を愛してしまった男が彷徨する華麗にして哀切な禁忌の世界!〔解説・川西政明〕
1262円(本体価格)/1388円(税込価格)
京都の料亭の女将とその娘。美しい2人の女性の間で愛に惑い、溺れる中年の男・遊佐恭平。京都、秋田・角館、そして東京。妖しく咲き乱れる桜を背景に許されない愛のゆくえを精緻華麗に描いた、渡辺文学の粋。