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850円(本体価格)/935円(税込価格)
1999年、伊藤忠商事の社長として約4000億円の不良資産を一括処理してバブルの後始末をし、その翌年には同社史上の最高益(当時)を記録する。2010年に駐中国日本国特命全権大使に就任してからは、尖閣諸島国有化をめぐって最悪の日中関係の中、日本と中国の関係正常化に向けて奔走する──。 まさに激動の人生をブレずに貫いた「生き方の哲学」とは何か。その内実を余すところなく開示する。「人生の背骨」をつくるために、必読の書。 第1章 「ペン」より「パン」――人間はお金を常に求める動物だ ・お金なしで幸せと言えますか? ・いくらあれば満足できますか? ・入社一年間はネクタイ一本の生活 ・収入と連動しない私生活 ・ビジネスマンはカネの匂いがしなければならない ・お金の価値は生活レベルとともに変わる ・大企業の一〇〇万円と中小企業の一〇〇万円は違う ・人を喜ばせるお金の使い方 ・良いお金儲けと悪いお金儲け ・八割は思想よりもお金を選ぶ ・資本主義は終わらない ・死ぬまでお金を求める動物 ・お金は思想や信条と密接に関わる 第2章 仕事──働くために生きる ・ワークライフバランスなんていらない ・コロナがもたらす「残酷な経済」 ・テレワークで成果主義がやって来る ・新しい仕事では権限と責任が明確になる ・スペシャリストでなければ生き残れない ・大事なことは記憶ではなく、記録に残す ・毎日の読書が差をつける ・個人が世界相手にビジネスをする時代 ・生き抜くためには海外と手を組む ・AIに使われるな。使う人間になれ ・AIは戦争をなくせるか 第3章 成功──出世を目ざして出世したヤツはいない ・目標をもって仕事に臨め ・年齢によって目標は違ってくる ・一度に全部はできない ・出世する人としない人はどこが違うか ・自己評価は他人の評価の二倍になる ・人にホメられるように努力せよ ・人を喜ばせるような仕事をせよ ・仕事はすればするほど深まり幅が広くなる ・自分の得意分野を把握せよ ・「すべては現場に宿る」というビジネスの鉄則 ・中国全土を回って知ったこと ・最も大切なのは信用・信頼 ・トップは命をかけて仕事をせよ 第4章 覚悟──死ぬまでベストを尽くせ ・定年退職後、どうするか? ・会社の辞め方をつくっておく ・働きたい、学びたいシニア層 ・若手に必要とされる年寄りになれ ・定年後に生きる「武器」を身につけよ ・老人は若手に「席を譲れ」 ・世界を狭める過去の肩書とプライドを捨てよ ・お金のない年寄りは孫にも相手にされない ・「余命一〇年」を宣告された ・突然、歩けなくなった ・健康法は自分の調子に合わせるのが長く続けるコツ ・人に喜ばれることに力を尽くせ ・感激、感動を忘れるな 第5章 生きる──いつも自分の心に忠実に生きよ ・「親ガチャ」にとどまるな ・自分の不運に感謝せよ ・生きている限り努力を怠るな ・「自分だけが――」という落とし穴 ・悩みは「生きている証拠」 ・サムシング・グレートによる「奇跡」の共通点 ・成功も失敗も誰かが必ず見ている ・自分の心に忠実に生きる ・毎日、いつでもどこでもベストを尽くせ ・明日死んでも、それが自分のベスト ・一歩踏み出せば、見える風景が違う
810円(本体価格)/891円(税込価格)
「これでは企業も国家も滅びる!」 新型ウイルスの災厄に翻弄される世界情勢の中、日本と日本人の生き方もまた、混迷と不安の度を深めている。 こんな時こそ、揺るぎない「確かな指針」が必要だ。 ビジネス・外交・読書を通じて知見を磨いたた丹羽宇一郎。 半世紀に及ぶ近現代史研究で「歴史の教訓」を追う保阪正康。 ともに軍靴の響きが高まる昭和14(1939)年生まれ。 「ワンチーム・ニッポン」は危うい! 「空気の支配」が全ての元凶だ! 権力者は6年で腐る! 危機の中、初顔合わせの両者が、「熱論」を繰り広げる。 いかなる事態でも動じず、かつ、変化を恐れずに――。 冷静な知性を歴史に探る。 〈目次〉 はじめに 社会不安の時代から、次代への「申し送り」 保阪正康 序章  1945年の記憶から始めよう 第1章 なぜ歴史を伝えなければならないのか 第2章 戦争を直視する 第3章 日本社会の「空気」と「リーダー」のありかた 第4章 「批判」する勇気ーーアメリカ、天皇、朝鮮半島 第5章 日本と中国の関係を考える 第6章 2020年からの日本と日本人 第7章 読書のすすめ 終章  未来と過去からの問いかけ おわりに 小さな蟻は何を見ているのか 丹羽宇一郎
760円(本体価格)/836円(税込価格)
失われた20年、人口減少、超高齢社会──。厳しさを増す環境の中で、日本が生き残る唯一の道は教育へ投資して「人」を作ることしかない。基礎学力と倫理観がある中間層が、世界に誇る日本の「安心・安全ブランド」を作り上げてきたのだ。伊藤忠商事前会長・前中国大使が、苦しいときこそ原点に返った人への投資を説く、救国の教育論!
【目次】
序章 五〇年後の世界を見据えて
人口一〇〇億人の世界で出てくる、二つの問題/世界で“争奪戦”が起きるタイミング/悲観的に考え、楽観的に行動する/日本の「安心・安全」を担保するものは何か? ほか
第一章 家庭でしか教えられないこと
「アリ」の時代が基礎を作る/お尻を叩け/褒めるときはとことん褒める/子どもに必要な「絶対的恐怖」を感じる存在/叱り方のTPO/おふくろの存在/「名古屋病」が日本中に伝染している? ほか
第二章 教育「格差」社会
いつから日本は教育後進国になったのか?/教科書が萎縮している?/学校格差社会/固定した格差は、着実に国力を奪う/目指すは「Equal Opportunity」/「ゆとり」は老人だけでいい/管理された「詰め込み」もいらない ほか
第三章 エリートも中間層も没落
「持てる者」と「持たざる者」/「ジャパン・ブランド」を支えた中間層/山中教授はもういらない?/中国の技術は優れている、しかし……/フランスが犯した失敗/絶望した弱者の存在がテロを生む/非正規社員を全廃せよ ほか
第四章 教育で作り出す「日本の生きる道」
観光と農業が日本の生きる道/農業がもたらす環境破壊の実態/種子革命の功罪と日本の可能性/技術のすそ野とは何か/弱者に寄り添う政治/地域・業種を超えた交流が、中小企業再生の秘訣 ほか
760円(本体価格)/836円(税込価格)
経営の要諦とは「不可解な人間」をどう動かすかに尽きる。だからこそリーダーは、「人間とは何か」「人間を成長させる教育とは何か」ということについて、学び続けないといけない。伊藤忠商事会長、中国大使を歴任してきた著者が語る魂のリーダー論。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
 伊藤忠商事の丹羽宇一郎が20代、30代の若手に向けて語る「仕事論」。まずはアリのように泥にまみれて働くうちに、「苦労×時間=底力」が身につく。そうすれば、仕事から得られる喜びはぐっと深くなる。「人は仕事で磨かれ、読書で磨かれ、人で磨かれる」という仕事哲学に沿ってまとめられた本書を読むうちに、迷い・焦り・不満といった仕事に関する悩みが、スーッと消えていく。