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1900円(本体価格)/2090円(税込価格)
「もうほかに人はいない。頼む……鈴木」 昭和天皇の、このひと言から全てが始まった! 太平洋戦争の末期――。本土が焼け野原と化し、沖縄本島に米軍が上陸を開始したというのに、軍部の強硬派は「本土決戦」をいまだ呼号していた。航空機はおろか、武器弾薬さえ満足にない状況で、「根こそぎ動員」をした国民にカマや竹槍を持たせてどう戦えというのか!? 著者は92歳、 監修と解説は昭和史研究の第一人者、保阪正康 最悪の戦況化で昭和天皇は、侍従長経験者の海軍大将・鈴木貫太郎に首相就任を頼んだ。涙を流さんばかりの様子だったという。日本の運命を託そうとしたのだ。この時、貫太郎は77歳。天皇の苦悩を知れば、辞退を続けることはできない。今に至るも歴代最高齢での内閣総理大臣就任となった。鈴木首相は、「戦争継続」をラジオ放送で強く訴え、まずは軍部と国民を欺いた……。 貫太郎の孫娘の著者は、当時、女学生。首相秘書官に転じた父親(貫太郎の長男)、あるいは祖母、母親、孫だけに見せた老首相の素顔を活写する。また、激動の歴史に隠された秘話を公開する。 戦いを始めるは易し、収めるは難(かた)し 戦争を終結させることは、いかに難しいか。21世紀の今も、いや、今だからこそ肝に銘じておきたい真理ではなかろうか。 本書は、祖父も襲撃された「二・二六事件」の日の朝の記憶から始まる。 92歳の著者は覚えている――。4発の凶弾を食らった日の緊迫感を! 【目次から】 序 章 二・二六事件の朝 第一章 祖父の温もり 第二章 鈴木家の人々 第三章 波乱の海軍軍人 第四章 第一次世界大戦始まる 第五章 終戦内閣への動き 第六章 終戦までの百三十一日間 第七章 終戦後の秘話 終 章 消えた銃弾
810円(本体価格)/891円(税込価格)
日清・日露戦争は日本の負け。太平洋戦争では勝った! 常識や定説をひっくり返し、山縣有朋からプーチンまでの近現代史の本質に重層的に迫る。歴史家・保阪正康からの真摯な問題提起。「核戦争の時代」に最も求められる、待望の一冊。 著者はこう記す。 「歴史とは『現在の影絵』である」。――現在の私たちにも反映している史実に対して、誠実に向きあわなければならない。 しかし、「史実に貼られているレッテルを容易に信じてはいけない」。レッテル、つまりは常識や定説の裏側を見きわめることが重要だと述べる。そのための「発想の転換」が必要だという。 発想を転換すれば、戦争の「勝ち負け」も全く異なる様相となる。 「戦争は国家が目的を掲げて行うものだ。その目的を達成していない戦争は、戦闘には勝ったが戦争には負けたとなる。また、たとえ目的を達成したとしても、半永久的に恨みが残ったり、復讐されたりする。それも勝ったとは言えない」 結局、「戦争は敗者の選択」だと強調する。
890円(本体価格)/979円(税込価格)
ウクライナ戦争は、第三次世界大戦勃発の「序章」なのか!? 格差と分断、天皇制の変容、気候変動、リーダーの劣化、危うい民主主義―?いま私たちが直面している様々な危機は、いつから始まり、どんな悲劇をもたらすのか!? 日本は「新たな帝国主義の時代」に、生き残れるのか!? 答えは歴史の中にある! 歴史には「潮目」の変化がある。 たとえば戦争に至る道も一直線ではない。どこかの分岐点で流れが決定的に変わり、その予兆があったはずだ。しかし、流れの真っただ中にいると、なかなか気づけない。 世界が混沌の度を深める今こそ、そうした予兆を厳正に見極める眼が重要になる。二大ジャーナリストの熱論が、日本の運命を切り開く! 〈目次〉 序章  ウクライナの運命 第1章 日本の常識、非常識 第2章 時代転換の「芽」 第3章 格差という「原動力」 第4章 地球が悲鳴を上げている! 第5章 リーダーの器 第6章 自分の手で社会を変えられるか?
910円(本体価格)/1001円(税込価格)
2.26事件の蹶起趣意書、三島由紀夫の「檄」など、昭和史に残る檄文に秘められた真実に迫る。象徴としてのお務めについての天皇(現上皇)陛下のおことば、亡くなった翁長前沖縄県知事の信念など、印象に残る平成のメッセージについても論じる。
890円(本体価格)/979円(税込価格)
いつの世も、知恵と知恵の戦いが歴史をつくる。 時にそれを「陰謀」という。 よく知られた史実も、 本来は何者かの陰謀の産物かもしれない――。 必敗の対米開戦を決定づけた「空白の一日」、ルーズベルトが日本に仕掛けた「罠」、西郷隆盛が見誤った「会津の恨み」、「天皇がいて、いなかった」大正の特異な5年間、大杉栄虐殺の真犯人、特攻攻撃の本当の責任者、瀬島龍三が握りつぶした極秘電報の中身……。 歴史は陰謀に満ち満ちている。そして真相は、常に闇に閉ざされる。 近現代史研究の第一人者が、その闇に光を当てる。 あの戦争を中心に、明治以降の重大事件の裏面と人物の命運を史料と肉声で検証。「真実」を明らかにする! 〈目次〉 第1部  陰謀の近現代史  第1章 仕組まれた日米開戦  第2章 事件の伏線、人物の命運 第2部  歴史から問われる、大局観  第3章 戦争に凝縮された日本的特質  第4章 歴史の闇を照射する記録と証言 
860円(本体価格)/946円(税込価格)
昭和24年の刊行以来300万部近く売れた戦没学徒の遺稿集である『きけわだつみのこえ』。この感動の書が、改ざんされ、政治利用されたことはあまり知られていない。 学徒たちの右翼的表現や戦争謳歌が削除され、遺族の編集意図からかけ離れた不当な改ざんが行われていった。それはなぜか。 東西冷戦や「わだつみ会」の内部紛争のなかで、国民的遺産ともいえるこの書はいかに踏みにじられていったのか。戦後の反戦運動の行き過ぎた一面を浮かび上がらせる、昭和史研究の第一人者の隠れた名著。
810円(本体価格)/891円(税込価格)
「これでは企業も国家も滅びる!」 新型ウイルスの災厄に翻弄される世界情勢の中、日本と日本人の生き方もまた、混迷と不安の度を深めている。 こんな時こそ、揺るぎない「確かな指針」が必要だ。 ビジネス・外交・読書を通じて知見を磨いたた丹羽宇一郎。 半世紀に及ぶ近現代史研究で「歴史の教訓」を追う保阪正康。 ともに軍靴の響きが高まる昭和14(1939)年生まれ。 「ワンチーム・ニッポン」は危うい! 「空気の支配」が全ての元凶だ! 権力者は6年で腐る! 危機の中、初顔合わせの両者が、「熱論」を繰り広げる。 いかなる事態でも動じず、かつ、変化を恐れずに――。 冷静な知性を歴史に探る。 〈目次〉 はじめに 社会不安の時代から、次代への「申し送り」 保阪正康 序章  1945年の記憶から始めよう 第1章 なぜ歴史を伝えなければならないのか 第2章 戦争を直視する 第3章 日本社会の「空気」と「リーダー」のありかた 第4章 「批判」する勇気ーーアメリカ、天皇、朝鮮半島 第5章 日本と中国の関係を考える 第6章 2020年からの日本と日本人 第7章 読書のすすめ 終章  未来と過去からの問いかけ おわりに 小さな蟻は何を見ているのか 丹羽宇一郎
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
占領期のGHQとの交渉、経済的自立、国際社会への復帰という功績の一方で、戦後の官僚依存、対米協調など、吉田茂が残していった戦後政治の矛盾は現代にまで尾を引いている。 吉田茂は、明治の元勲たちを心から尊敬し、自らも宮廷官僚として歴史に生きることに非常に自覚的な政治家だった。彼が信じ、軍国主義真っ只中でも決して曲げなかった「日本の進むべき道」とは何だったのか。戦後最大の宰相・吉田茂の功罪と実像を描く著者渾身の大作。 目次 序章 エリート主義と庶民性 第1章 三人の父親(実父・養父・岳父)の精神とその継承者 第2章 外辺に立つ「宮廷官僚」の反枢軸路線 第3章 日米開戦前後、焦慮と敗北の日々 第4章 戦時下の孤独な終戦工作者 第5章 再生日本の守護者という道 第6章 「吉田時代」、その戦いの前史 第7章 歴史に呼ばれた政治指導者 第8章 占領政策とワンマン体制 第9章 独立の回復ともう一つの現実 第10章 老指導者の弧影、その実像 第11章 「昭和」の清算と託された歴史意思 終章 「私」と「公」、そのふたつの死 主要参考文献 吉田茂年譜 吉田茂系図
810円(本体価格)/891円(税込価格)
平成は終われど「昭和」は終わらず。私たちにとっての歴史の学びは、常に「あの戦争」が原点であり座標軸となる──著者の膨大な著作から次世代を照らす灯となる言葉、歴史証人の貴重な肉声を一冊に。東條英機、吉田茂、田中角栄らの真実に迫る保阪史観の集大成。
1700円(本体価格)/1870円(税込価格)
御製、会見、側近の証言など多岐にわたる貴重な資料をもとに、昭和天皇の87年の生涯をたどる、昭和史研究の第一人者による労作。下巻は、戦後、政治に関与せず日本の精神文化を伝える象徴天皇としてのあり方を模索し続けた後半生を活写する。
1700円(本体価格)/1870円(税込価格)
戦前は「立憲君主」、戦後は「象徴天皇」として一貫した行動をとり続けた昭和天皇。その足跡をたどりつつ、日本という国、日本人にとっての天皇という存在の意義を改めて問い直す。上巻は誕生から太平洋戦争・終戦まで。
1900円(本体価格)/2090円(税込価格)
昭和陸軍の誤謬の責任は誰がとったのか。また、体制が変わった戦後の日本に、昭和陸軍はどのような影を落としたのだろうか。誤った指導により、命を落とした無数の兵士たちや国民の存在とは対極にある、無責任で非人間的な高級軍人の官僚体質を、つぶさに検証していく。戦後の軍人恩給、戦後補償問題についても言及する。著者の代表作がここに完結。
1900円(本体価格)/2090円(税込価格)
昭和陸軍はなぜ多くの錯誤を犯したのか。国家を存亡の危機に陥れ、自らを解体に追い込み、国民に過酷な運命を強いた昭和陸軍とは、そもそもどのような組織だったのか。そもそも太平洋戦争とはなんであったのか。500人余りの関係者の証言と、膨大な資料から、その解明を試み実像を描いた著者渾身の力作。
660円(本体価格)/726円(税込価格)
昭和史の第一人者が、敗戦につながる昭和10年代に着目。桐生悠々、斎藤隆夫、2.26事件、皇紀2600年など多彩な素材を基に、“壊憲”に向け暴走する安倍政権下の日本人が学ぶべき教訓を引き出す。大幅加筆した保阪流「自省史観」の真骨頂。
780円(本体価格)/858円(税込価格)
激動の昭和と劣化の平成──二つの時代の因果関係を明らかにして「戦間期」の危機にある日本の真の姿に迫る。壮大な異端者・角栄と一強支配・安倍との相違、東条英機と岸信介との因縁、昭和天皇と今上天皇との対比など、現代史のキーポイントで解明する。
820円(本体価格)/902円(税込価格)
昭和には二つの戦争があった。日本を破滅の淵に追い込んだ戦争と、米国に次ぐ経済大国に押し上げた高度成長という「経済戦争」だ。敗北と勝利、結果は正反対だが、二つには数多くの共通点がある。戦後日本が劇的に変化した「あの時代」を、昭和史研究の第一人者が昭和前期の戦争と対比して徹底検証する。1960年の池田勇人「所得倍増計画」から73年の石油危機までの14年間を高度成長期と定義し、豊かさを求めて一直線に突き進んだ日本社会と日本人の変容を明らかにする。くしくも満州事変(1931年9月)から敗戦(1945年8月)までも同じ14年。この間の軍事主導体制と、「経済戦争」を推進した政・官・財組織との意外な因果関係を考察する。一貫して変わらない日本人の国民性とは何か!? 高度経済成長によって日本は、果たして何を得て何を失ったのか!? 日本列島の激動期に迫る渾身作。