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840円(本体価格)/924円(税込価格)
自らのアウシュヴィッツ体験を描いた名著『これが人間か』から約40年、記憶の風化を恐れたレーヴィは、改めてその体験を極限まで考え抜き、分析し、苦闘の末に本書をまとめた。だが刊行の1年後、彼は自ら死を選ぶ。 善と悪とに単純に二分できない「灰色の領域」、生還した者が抱える「恥辱」、人間が持つ最も恐ろしい悪魔的側面を描いた「無益な暴力」、アウシュヴィッツが風化することへの恐れを論じた「ステレオタイプ」・・・・・・これらは実際に地獄を体験した者でなければ語れない。 アウシュヴィッツは、生存者のその後の人生にもつきまとった。生き残ったものたちは、生きる喜びを奪われ、いわれのない罪の意識と戦い続けた。生還以来、その体験を証言し続けてきたレーヴィは何を思い、生きたのか? そして、地獄を生き抜いた者が、なぜ自ら死を選んだのか――? 世界中の哲学者、歴史家が、アウシュヴィッツを語るうえで欠かせないとした古典的名著の文庫化。 アウシュヴィッツとは何だったのかを改めて問い直す一冊。 【目次】  序文 1 虐待の記憶 2 灰色の領域 3 恥辱 4 意思の疎通 5 無益な暴力 6 アウシュヴィッツの知識人 7 ステレオタイプ 8 ドイツ人からの手紙  結論  訳注  訳者あとがき  プリーモ・レーヴィ年譜(一九一九―八七)  解説 小川洋子。
1500円(本体価格)/1650円(税込価格)
『夜と霧』『アンネの日記』に並ぶ古典的名著、
『アウシュヴィッツは終わらない』の改訂完全版。
強制収容所から生還した著者が、
人間の極限状態を克明に描き出す

レーヴィがナチスのユダヤ人強制収容所から救出されたのは1945年1月27日。自宅に帰り着くとすぐに、彼は記憶を頼りに、本書の執筆にとりかかった。飢えと寒さ、不潔な寝床、病い、そして死にゆく人々・・・・・・。過酷な強制収容所での生活が非常に緻密に、きめ細かく記されている。ものを考えることが死につながるほどの極限状態にあって、人間の魂がいかに破壊されていくのか。体験を書くという行為は、アウシュヴィッツで全面的に否定された自己の人間性を回復する作業でもあったのかもしれない。生還以来、その体験を証言してきたレーヴィの集大成的ともいえる古典的名著『アウシュヴィッツは終わらない』の改訂完全版。
1400円(本体価格)/1540円(税込価格)
アウシュヴィッツ生還から40年、レーヴィの自死の1年前に本書は刊行された。善と悪とに単純に二分できない「灰色の領域」、生還した者が抱える「恥辱」、人間が持つ最も恐ろしい悪魔的側面を描いた「無益な暴力」、アウシュヴィッツが風化することへの恐れを論じた「ステレオタイプ」……これらは実際に地獄を体験した者でなければ語れない。

アウシュヴィッツは、生存者のその後の人生にもつきまとった。生き残ったものたちは、生きる喜びを奪われ、いわれのない罪の意識と戦い続けた。生還以来、その体験を証言し続けてきたレーヴィは何を思い、生きたのか? そして、地獄を生き抜いた者が、なぜ自ら死を選んだのか――?

世界中の哲学者、歴史家が、アウシュヴィッツを語るうえで欠かせないとした古典的名著が、朝日選書として待望の復刊。
2800円(本体価格)/3080円(税込価格)
「アウシュヴィッツの作家」レーヴィは生還40年にして自死を遂げた。年月が惨禍の記憶を風化させ、修正主義者たちが歴史を歪曲させようとしている中で、死を前にした作家が罪、悪、人間の尊厳を考察して欧米読書界に深い衝撃を与えた。
2400円(本体価格)/2640円(税込価格)
話題の映画『遙かなる帰郷』の原作。ユダヤ人の著者はアウシュヴィッツを奇跡的に生きのび、ロシア軍に解放されて故郷のトリ肢Nに向かう。大混乱の10カ月の旅の途上、心と体を癒し災厄の記録者になることを決意する。
1553円(本体価格)/1708円(税込価格)
羊飼いから言語学者になった著者の自伝。太古からの牧畜世界サルデーニャ島で、父すなわち暴君・主人のもと、羊飼いとしての人生を歩み始めた幼い少年は、森の音、嵐、イナゴの襲来など大自然に鍛えられ、独自の世界観を獲得する。
1262円(本体価格)/1388円(税込価格)
パレルモにアール・ヌーヴォー芸術を花開かせたのち、はかなく没落したある実業家一族。明治の日本から1人異国に渡った画家ラグーサ・玉。カオスの町が生んだ大作家ピランデッロなど、知られざるシチリアの世紀末を彩った群像。カラー口絵。
1359円(本体価格)/1495円(税込価格)
200年余の歴史を持ち、時代の変容とともに生き続ける暗黒組織の実体に迫るべく、マフィアの故郷シチリアを中心に南イタリアを取材。ファミリーのボスと会見、転向者の証言を織り込み、現地入手の資料を駆使した日本初の本格的研究。
981円(本体価格)/1079円(税込価格)
ギリシャ、ローマ、イスラムと地中海世界の全文明が流入して特異な歴史を育んだシチリア島は、一方でマフィアに代表される前近代的な心性も色濃くのこす。イタリア文学の俊英が、歴史、風土、建築、文学から描ききったシチリアのすべて。
1400円(本体価格)/1540円(税込価格)
反ファシズムのユダヤ人である著者は、24歳でナチに捕えられ、死の収容所で1年余を過ごす。そこで見たものは、肉体と精神の両者を破壊する「悪」であり、収容者もその悪に加担せざるを得ない事実だった。「人間」と「歴史」を問う古典。