十津川農民のふしぎさは、主観的には全村が武士だと大山塊の中で思いこんできたことである――奈良・吉野の山深く“共和国”を築きつつ、壬申の乱から天誅組の変まで、中央の政府と切り結んできた険阻僻遠の地を歩く。10.5ポイントという大きな活字、詳細な地図、当時の雰囲気を表す写真、巻毎の索引など、特色あふれる新編集。
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