帰国した岩倉具視・大久保利通を待っていたのは、留守を預かる西郷隆盛・副島種臣らとの「征韓論」をめぐる対決だった。西郷が遣韓使節を熱望したのはなぜか。西郷・大久保の胸中は? 「明治6年の政変」を追う。他方「ウイリス(II)」の章では、サトウの生涯の友、ウイリアム・ウイリスが西欧医学普及のため、病院と医学校の指導に情熱を傾けた、鹿児島での日々を描く。
★のネット書店は、在庫のない場合や取扱いのない場合があります。