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800円(本体価格)/880円(税込価格)
親方の急死により秘伝の継承が叶わず、工房を放逐された若き看板職人の武市。一方、弟分が手掛けた仕事は大評判に。鬱屈した日々を過ごすなか、起死回生を狙う武市は奇想天外なアイデアを思いつく。深川の気風、人情あふれた長編時代小説。解説・高橋敏夫。
900円(本体価格)/990円(税込価格)
知恵と度胸と職人魂で 瓦版作りに命を賭ける! 深川で版木彫りと摺り業を営んできた釜田屋岩次郎。 安政の地震と大火ののち、 画期的な瓦版「早刷り」を世に届けようと立ち上がる。 それを快く思わない本所の瓦版屋・初田屋昌平は 悪辣な妨害に動く。 生きるうえで大事なのは誇りか、算盤か。 胸のすく長編時代小説。 《解説・清原康正》
820円(本体価格)/902円(税込価格)
江戸詰めの貞次郎は国元にいる妻の不義密通を知り、妻と男を成敗するため国元に向かうが……「女敵討」、夕星屋のご隠居・邦太郎が体が動かなくなった妻を特製の車椅子に乗せ、桜の見物に回る「西應寺の桜」。夫婦の情愛を描いた傑作6編。
1500円(本体価格)/1650円(税込価格)
染谷の一人娘のいまりは、辰巳芸者をやめて父の稼業を継ぐ決意を固める。染谷の下で日々きびしい修業に明け暮れるいまりだが……。一方、いまりの兄・勘四郎は己の生きる目的を探しあぐねていた。季節ごとの江戸情緒も巧みに織り込まれた、好評シリーズ第3弾。
770円(本体価格)/847円(税込価格)
深川老舗大店のあるじ・桔梗屋太兵衛は、筆の稽古で賭場の貸元の猪之吉と出会い、肚を割った付き合いをする。病に伏した太兵衛は、騙り屋に狙われた店の後見を猪之吉に託して逝くが……。渡世人が実直な堅気の商人のために見せた男気と友情。これぞ一力節!
760円(本体価格)/836円(税込価格)
「今度の仕掛けもおもしれえ。  おめえたちは、てえした知恵者ぞろいだぜ」 義理人情あり。頭脳戦あり。 初期の名作を含む、 著者初の短編ベストセレクション! 料屋、札差、駕籠舁き、屑屋など、 さまざまな職を通して描かれる 市井の人間ドラマをたっぷりと。 日本橋の大店から持ちこまれた難題を 定斎売りの蔵秀らが意表をつくアイデアで解決する 表題作「端午のとうふ」をはじめ、 著者の初期の名作を含む、初の短編ベストセレクション。 ----------------------------------------------------- 厳しい中にある優しさと、優しさの中の厳しさで 重厚なテーマを描く傑作の数々は、 人生をより豊かなものにしてくれるはずだ。                 (解説より) -----------------------------------------------------
820円(本体価格)/902円(税込価格)
貧しい娘たちの幸せを願う蚊帳商のご隠居「松葉緑」、親子3代で営む大繁盛の菓子屋「カスドース」、訳ありの旅人と常連たちが集う街道沿いの居酒屋「『なるみ屋』の客」など、ほろりと泣けて心が温まる傑作7編。
740円(本体価格)/814円(税込価格)
長唄「巽八景」の深川の地を舞台に描かれる8編の時代小説。ろうそく問屋、煎餅屋、鳶職らの心意気。笑い、泣き、悩みながらも明日へと人生を紡いでゆくさまを、温かくも粋な筆致で描く。下町の風情と人情が溶け合い、長唄まで聴こえてきそうな読後感を残す。
840円(本体価格)/924円(税込価格)
命に向き合い、魂を癒やす。 江戸期の町医者たちと市井の人々の人情ドラマを描いた 医療時代小説アンソロジーの決定版! 母娘関係のこじれ、努力だけでは抜け出せない貧困、 感染症への偏見―― 医術とは何か。魂の癒やしとは? コロナ禍の現代に、時を超えて問いかける珠玉の7編。 時代小説ファン必読の一冊。 朝井まかて「駄々丸」 安住洋子「桜の風」」 川田弥一郎「雪の足跡」 澤田瞳子「瘡守」 山本一力「ツボ師染谷」 山本周五郎「駈込み訴え 和田はつ子「よわい桃」 解説・末國善己
810円(本体価格)/891円(税込価格)
毒草を盗んだのは、身体の不自由な父か、それとも絵師になる夢を捨てた少年か──「二輪草」。長唄の家にもらい子にされ、義母の献身的な助けにより歌舞伎界の名優に上り詰める「仲蔵とその母」など、時代小説の名手による親子の情を描いた傑作7編。
740円(本体価格)/814円(税込価格)
深川で鍼灸師を営む染谷。「医は仁術」と心得て、還暦を過ぎた今も朋友の漢方医の昭年とともに市井の人々の抱える痛みに向き合う。元辰巳芸者で内儀の太郎にも支えられ、人助けや世直しに奔走する日々を、人情味あふれる筆致でつづった長編時代小説。
820円(本体価格)/902円(税込価格)
「五」足す「二」で「しち」。「五二屋」とは質屋のこと。
黒船来航に揺れる幕末の江戸深川──。質屋「伊勢屋」のあるじ・傳蔵のもとには、夫を亡くし心底困っている母と子、盗品を持ち込む輩、そして店を狙う盗賊までも訪れる。「客の人生まで預かるのが質屋稼業」を信条に、傳蔵は鋭い眼力と深い情で、ときに厳しく、ときに優しく店を訪れた客を迎え、町の人々からも一目置かれている。しかしそんな「伊勢屋」を切れ者の盗賊頭・龍牙が狙っていた。
傳蔵と龍牙、粋な男たちの侠気と知恵がぶつかり合う、謎と興奮と江戸人情あふれた長篇時代小説!
1800円(本体価格)/1980円(税込価格)
「五」足す「二」で「しち」――「五二屋」とは、質屋のこと。舞台は、幕末の江戸深川にある質屋・伊勢屋。その蔵に収められた大金を狙って、盗賊が襲撃計画を実行に移そうとしていた……。店主の傳蔵の鋭い洞察力が光る、謎と興奮と人情に満ちた時代小説。
600円(本体価格)/660円(税込価格)
 松本清張に出会って時代小説にのめりこんだ山本一力、戦時中の少年時代から剣豪ものが大好きだった児玉清、長州藩の祐筆の家柄で、純文学からエンターテイメントまで網羅する評論家・縄田一男。当代随一の読み手三人が、時代小説の魅力を語り尽くしたのが本書。吉川英治・山本周五郎・池波正太郎・司馬遼太郎・藤沢周平・山田風太郎……作家と作品の魅力がぎっしり。それぞれのベスト3も掲載。
720円(本体価格)/792円(税込価格)
 深川で版木彫りと摺りを請け負う釜田屋岩次郎は、速報を重視した従来とは全く異なる瓦版「早刷り」を目指していた。一方、それを快く思わない本所の瓦版屋・初田屋昌平は悪辣な妨害を始める……。江戸の職人気質を存分に描く痛快長編時代小説。
580円(本体価格)/638円(税込価格)
 江戸は深川蛤町で鍼灸師を営む染谷は、腕の確かさで“ツボ師”の異名をとるほどの名手。元・辰巳芸者の鉄火な妻や、幼なじみの名医・昭年とともに、市井の人々の身心を癒やし、人助け、世直しに奔走する日々を描いた、胸のすくような長編時代小説。