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820円(本体価格)/902円(税込価格)
江戸詰めの貞次郎は国元にいる妻の不義密通を知り、妻と男を成敗するため国元に向かうが……「女敵討」、夕星屋のご隠居・邦太郎が体が動かなくなった妻を特製の車椅子に乗せ、桜の見物に回る「西應寺の桜」。夫婦の情愛を描いた傑作6編。
810円(本体価格)/891円(税込価格)
前世の記憶を持つ弟と彼を愛する姉の深い絆を描いた表題作「御厩河岸の向こう」、口入れ屋のおふくが訳ありの八百屋に住み込み、騒動に巻き込まれる「慶長笹書大判」など、傑作7編を収録。朝日文庫オリジナルの短編ベストセレクション第2弾。
820円(本体価格)/902円(税込価格)
漢字を読めない下級武士の忠左衛門が、亡き妻の残した手紙を読むために手習塾に通い始める「草々不一」、凶作のため、生まれたばかりの娘を山に捨てろと言われた駒三の心中を描く「隻腕の鬼」など珠玉の6編を収録。
760円(本体価格)/836円(税込価格)
両国広小路にある水茶屋の娘・お初に、青物屋の跡取り息子・栄蔵との縁談が舞い込む。誠実な人柄に惹かれてゆくが、栄蔵の家が全焼し、二人の関係は思わぬ方向にすすむ。江戸下町を舞台に若い男女の純愛を描いた、感動の時代小説。
740円(本体価格)/814円(税込価格)
肥前長崎の出島で通訳として働く父から英語やフランス語を習うお柳。女人禁制の職業に憧れるお柳は、釜次郎(のちの榎本武揚)と出会う──。攘夷運動、大政奉還、戊辰戦争から明治維新へ。実在の女性通詞の生涯を描いた感動の長編時代小説。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
赤穂浪士の討ち入りで夫の吉良上野介を失った妻の苦悩「富子すきすき」、古着屋で売られていた奇抜な帯を手にした娘たちの選択「藤太の帯」、兄と慕っていた幼なじみへの恋が成就しなかった娘の行く先「堀留の家」など短編6編を収録。
720円(本体価格)/792円(税込価格)
父の跡を継ぎ、料理茶屋で料理人を務めるおせん。親方の板前とたびたび衝突しては、稲荷堀の水を眺めて心を静めていたが……。江戸下町の堀を舞台に、市井に生きる人々の人情を鮮やかに描いた感動の傑作短編6編を収録。
700円(本体価格)/770円(税込価格)
検屍を専門とする医者の夫と産婆の妻「室の梅」、人に言えぬ過ちや悩みを聞く、聞き屋与平の逸話「雑踏」、古道具屋を舞台に切ない親子の情愛を描いた「びいどろ玉簪」など。江戸時代に生きた人々を、優しい視線で見つめ続けた作者の珠玉の短編を精選。
800円(本体価格)/880円(税込価格)
深尾角馬は藩の剣法指南役も務め、藩主の覚えもめでたい。しかし姦通した新妻、後妻をも無残に斬り捨てた角馬の狂気に、周囲は恐れる。やがて一人娘の不始末を知り……。武骨にしか生きられなかった剣客の壮絶な最期までを描いた長編小説。
820円(本体価格)/902円(税込価格)
貧しい娘たちの幸せを願う蚊帳商のご隠居「松葉緑」、親子3代で営む大繁盛の菓子屋「カスドース」、訳ありの旅人と常連たちが集う街道沿いの居酒屋「『なるみ屋』の客」など、ほろりと泣けて心が温まる傑作7編。
760円(本体価格)/836円(税込価格)
時代小説の定番ジャンルの中でも根強い人気の料理小説。宇江佐真理「鰯三昧」、北原亞以子「こはだの鮓」、坂井希久子「六花」など名作が勢ぞろい! 江戸のうまいものを題材に、江戸情緒や庶民の暮らしや人情を描いた珠玉の短編アンソロジー。
620円(本体価格)/682円(税込価格)
僅かな月日でも好きなように生きられたら――。
北町奉行所同心の夫・霜降三太夫を卒中で亡くしたうめは、それまでの堅苦しい武家の生活から抜け出して独り暮らしを始める。醤油問屋「伏見屋」の長女として生まれたうめは、“合点、承知”が口癖のきっぷのいい性格。気ままな独り暮らしを楽しもうとしていた矢先、甥っ子・鉄平に隠し子がいることが露見、大騒動となりうめは鉄平のためにひと肌脱ぐことを決意するが・・・・・・。
笑って泣いて――人生の哀歓、夫婦の情愛、家族の絆が描かれる宇江佐文学の最高傑作!
朝日新聞に連載された著者の遺作にして最後の長編時代小説が待望の文庫化。
1500円(本体価格)/1650円(税込価格)
北町奉行同心の霜降三太夫を卒中で亡くしたうめは、それまでの堅苦しい武家の生活から抜け出して一人暮らしを始める。醤油問屋「伏見屋」の長女として生まれたうめは、“合点、承知”が口癖のきっぷのいい性格。気ままな独身生活を楽しもうと考えていたのだが、甥っ子の鉄平に隠し子がいることが露見、大騒動となりうめは鉄平のためにひと肌脱ぐことを決意するが……。昨年急逝した著者の遺作となる最後の長編時代小説。朝日新聞夕刊に短期集中連載の後、緊急出版!
600円(本体価格)/660円(税込価格)
蝦夷松前藩がお国替えとなり、浪人となった相田総八郎とその妻なみは江戸・神田三河町の裏店に移り住む。内職に勤しむ総八郎と、二人を見守る長屋の住人たち、共に帰封を願う松前藩士たちとの貧しくも温かい暮らしの中で、なみは総八郎の子供を身籠るが……時代小説の名手が、鎖国体制がゆらぎはじめた時代を背景に、人々の生きる悲哀を丹念に情感たっぷりに描いた、傑作長編時代小説。
1600円(本体価格)/1760円(税込価格)
蝦夷松前藩への帰藩をめざして、健気に生き抜く浪人暮らしの相田総八郎と妻なみ。そして二人をあたたかく見守る個性豊かな裏店の住人たち――江戸の“憂き世”を生きる人々の哀感を、奥行き深く描いた人情味あふれる長編時代小説。